皆様、もうすぐ2014年、平成26年も終わりますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
当ブログ恒例の年忘れ企画、「私的鉄十大ニュース」でございます。
この「私的鉄十大ニュース」は、今年平成26年に起こった日本国内の鉄道界・鉄道趣味界の出来事を、管理人自身の独断と偏見に基づいてリストアップするものです。したがいまして、毎回申し上げておりますが、
「何でこんなのが入ってんだよ!」
とか
「〇〇が入ってねえぞ!」
という突っ込みは、くれぐれもご無用に願いたく存じますm(__)m
なお、前回に引き続いてのことですが、管理人は「十大ニュース」選定にあたり、事故、自然災害、又は企業の不祥事もしくはそれらに起因するニュースは除外しておりますので、その点もご承知おき願いたく存じます。
では始めましょうか! まず次点と、20~11位から。リンクが設定してあるものは、当ブログの該当記事へジャンプすることができます。
次点(順不同)
メトロ01系九州へ
西武3000系本線から引退
南海「ピーチラピート」登場
JR九州305系登場
JR東日本E129系登場
JR東日本「山スカ」退役
JR北海道H5系登場
山形新幹線塗色変更・「とれいゆ」就役
東急1000系改造・転用進む
「次点」とはなっていますが、メトロ01系がまさか九州の血に上陸したとは夢にも思わなかったですね。しかもこの、上陸したとされる編成は、管理人が今年のGWに撮影した編成でしたし。
その他は、新車の登場がメインですが、南海の「ピーチラピート」が注目されます。これは、南海の「ラピート」用50000系にLCC「Peach」のコーポレートカラーを施したもので、特別塗装としては「赤いラピート」に続く第2弾となります。
続いて第20位~第11位。
第20位 JR東日本、E235系投入決定
第19位 小田急1000形リニューアル
第18位 BR賞近鉄「しまかぜ」・LL賞はJREのE6系と福井鉄道のF1000に
第17位 北斗星廃止
第16位 西鉄313系退役・旧塗装に復元
第15位 新京成CI導入
第14位 メトロ5000系・6000系一次試作車退役
第13位 西鉄の観光列車「旅人」就役
第12位 阪急6000系能勢電譲渡
第11位 「しらさぎ」「サンダーバード」の車内販売廃止
20位は山手線に13年ぶりに新車が投入されるという、インパクト抜群のニュースでしたが、今年中には現車は登場しませんでしたので、来年に期待ですね(鬼よ笑わば笑えw)。
19・13位はリニューアルの話題ですが、小田急の場合、同じ1000形でも所謂ワイドドア車はリニューアルの対象から外されており、退役かという憶測もあるようです。西鉄も広義のリニューアルですが、管理人は現車をまだ見れていませんorz
18位はもっと上位でもいいんですが、管理人自身が「しまかぜ」に乗ったこともなければ撮影したことすらないというトホホな状態なので、この位置にしました(^_^;)
17位は「来るべきものがきたか」という感慨一入ですね。
16・14位は旧型車両退役のニュースですが、西鉄では313形退役のイベントとして、会費制の撮影会を企画、その会費が12000円ということで話題をまきました。昨今の「撮り鉄」事情からすると、やむを得ない部分もあるのでしょう。
15位の「ももいろ新京成」は衝撃的でしたね(^_^;)
12位は能勢電と阪急宝塚線との乗り入れに関する事務的事項をクリアにしようということでしょう。
11位は、昨今の車内販売縮小の傾向ですが、ますます「エサ無し特急」が横行することになるのかと思うと、勿体無い気分になります。勿論採算性もあるのでしょうが、駅での乗り継ぎ時間が短すぎると(特に新幹線からの接続特急の場合)、飲食物を買うことが出来ないという切実な問題になってしまいます。
では、第10位から第7位まで発表します!
ダララララ…(ドラムロールの音)
第10位 東急田園都市線ダイヤ改正、昼間に渋谷始発列車登場、「準急」も日中運転に
東急は田園都市線を中心としたダイヤ改正を6月21日に遂行し、そこでは日中時間帯の渋谷発着列車の登場と、それまで平日朝ラッシュ時のみの運転だった「準急」が平日・土日の日中にも運転されるという変更点がありました。
管理人は、渋谷発着列車は渋谷駅に折り返し線が無いことや、渋谷から先は東京メトロ半蔵門線という別会社の路線であることなどから、渋谷駅の折り返しは一旦自社線である田園都市線の梶が谷駅まで持って行って折り返すのかと思っていましたが、何と渋谷~半蔵門間を回送として折り返すことがわかり、心底仰天しました。管理人の予想は「大ハズレ」となり、当ブログの「黒歴史」となってしまいましたがorz
管理人のダイヤ改正後の実地見分の記事は → こちら
管理人が豪快に予想を外してしまった記事は → こちら
…めげずに次に行きましょう(^_^;)
第9位 東海道新幹線、来年から最高速度を285km/hに向上
今年は「東海道新幹線開業50周年」という誠に記念すべき年であり、当ブログでも連載「ひかりました・こだましました半世紀」を物したところです。
開業当時の最高速度は210km/hだったのですが、その後10km/hだけ向上し、現在はそこからさらに50km/h向上した270km/hです。210km/h→220km/hが22年、220km/h→270km/hが6年ですが、そこから23年を経てさらにスピードアップするわけですね。
このようなスピードアップも、ひとえにN700系の卓越した性能に依るところ大なのですが、一体どこまで進化するのでしょうか。
なお、このスピードアップにより、東京-新大阪間の最短所要時間は2時間23分、東京ー博多間の最短所要時間は4時間47分となります。後者は、あの「500系のぞみ」が平成9(1997)年に打ち立てた4時間49分の記録を2分縮めるもので、こちらも18年ぶりの快挙です。ただし、この時間で走るのは夜間の最終の東京行きだけですが…。
この話題を取り上げた記事は → こちら
第8位 スルッとKANSAI廃止へ
関西地区のストアードフェア型のプリペイドカードとして、関東の「パスネット」の先輩格に当たる「スルッとKANSAI」が、近い将来廃止され、ICカードに移行する旨が発表されました。
関東地区では「Suica」などのICカードへの移行が進み、6年前の平成20(2008)年限りで「パスネット」を販売停止にし、その後自動改札での使用停止を経て、来年には一切の使用を停止する(払い戻しのみ可能)ことになっています。
関西でICカードの普及が進まなかったのは、「PiTaPa」がクレジットカード一体型で与信審査を必要としたため、それがネックになったという理由だとか。現在の磁気カードはもはや「枯れた技術」で、偽造の問題もあるため、ICカードへの移行が急がれているのでしょう。
ただ、それによって、収集家の興味が殺がれるということと、関東にはない「乗り放題」のカードをどうするかという問題はありますが…。
この話題を取り上げた記事は → こちら
第7位 上野東京ライン開業決定、ダイヤも一部公開
来年3月のダイヤ改正で、「上野東京ライン」が開業、東海道線と東北(宇都宮)線・高崎線との直通運転が開始されます。
やはり東海道線列車は大半が東北・高崎線方面へ達するようで、一部発表されたダイヤによると、熱海発黒磯行きとか、前橋発沼津行きといった、往年の長距離鈍行を彷彿とさせる足の長い列車も出現することになります。座って爆睡してしまったら、とんでもない所に連れて行かれるかもしれませんね(^_^;)
あと注目されたのは、常磐線の列車はどこまで入ってくるのかでしたが、結局品川まででしたね。これも常磐線の特殊性を考えたらやむを得ないところです。と同時に、常磐線特急の大半が品川駅発着になるのは、常磐線沿線から東海道新幹線への乗り継ぎや羽田空港へのアクセス(本当は浜松町で東京モノレールに乗り継いで欲しいでしょうが…)が格段に便利になります。
ただその一方で、常磐線特急からは自由席をなくし、現在の「スワローあかぎ」と同様の座席予約システムを採用することになりました。これは、東京駅のホーム混雑緩和が主な理由だということですが、混乱はないのか気になります。
上野東京ライン開業決定の記事は → こちら
上野東京ライン開業に伴う常磐線特急の刷新の記事は → こちら
後編は第6位から第1位を発表します。
※ 当記事の写真は、いずれも以前の記事からの転載です。
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2972.私的鉄十大ニュース2014 前編
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