しばらく管理人の一身上の都合&体調の具合により更新をお休みしておりました。
今回よりまた再開いたしますので、よろしくお付き合いのほどを。
♪桜の歌が町に流れ あっという間だった別れの日
春は出会いと別れの季節ですが、去る16日には定期列車としての「日本海」「きたぐに」の終焉、また小田急ロマンスカー2車種の退役、また「初代のぞみ」300系の退役など、今年の鉄道趣味界では「出会い」よりも「別れ」のネタの方が多かったように思います。
そして今日31日は、長野電鉄屋代線と十和田観光電鉄最後の日。最終列車まではまだ間がありますが、最後まで無事故で終わることを祈念しております。
前置きが長くなりました。
今回当ブログで取り上げるのは、今日3月31日限りでなくなるものですが、それは何かというと、都営バス「東12」系統。
さる11日、長津田・恩田月例視察の帰り、管理人も「お別れ乗車」をしてまいりました。
有楽町から「都05」に乗ったので、晴海埠頭側からの乗車となりました。
ここは大きなイベントスペースがあって、週末には毎週のようにコスプレイベントが開催されているようです。そのほかにも客船が着くとバスや乗用車が多数来るため、路線車・貸切車をとわず、バスを大量に駐車できるスペースが確保されています。都バスも常時数台が留置されています。
まずはその留置の姿をノーキャプションで。
最後の写真はV代の三菱エアロですが、やはりずんぐりむっくりぶりが際立っています。
そして今回、「東12」に充当される車両↓
しかし、「東12」は東京駅でも丸の内南口へ行く「都05」よりは格段に本数が少なく、仕方ないので少し待ちます。
待っている間にバス停と「廃止のお知らせ」の立て看板を撮影しました。
廃止の立て看板↓
バスがやってきました。
運良く最前部左側の通称「ヲタ席」を占め、いざ出発!
晴海埠頭からの乗客は、コスプレイベントに参加したとみられる若い女性グループの他はそれほど目立たず、「都05」の賑わいぶりとは落差がありました。
ところで、「東12」のルートですが、「都05」は素直に晴海通りを目指して銀座・有楽町・東京駅とたどるのに対し、こちらは晴海トリトンスクエアから月島を経由します。
晴海トリトンスクエアからは、新橋へ向かう「業10」もありますので、月島などをたどる「東12」の需要は少ないのでしょう。
そして運河を渡って清澄通りへ。ここの場所は「業10」が左折して勝どき方面に向かうのに対し、「東12」は右折して月島駅方面へ向かいます。
右折して清澄通りに入ると、「門33」と同じルートで月島駅を経由、さらに「門33」だと直進する手前で左折、リバーシティの方へ入っていきます。
リバーシティのど真ん中
しかし、リバーシティから先だと、バスのアクセスとして「東12」の他に「東16」もあるんですよね。どうしても「東12」がなければ困るということではなさそうです。
その後は「東16」と同じルートを通って、東京駅八重洲口へ。
管理人は、このときの感想を、ツイッター(現在諸事情により非公開にしております)で以下のように記しておりました。
1 今日(日付的には昨日)「東12」に乗ってきたが、廃止になる理由が何となく分かる。晴海と東京駅の直結なら八重洲・丸ノ内の違いがあってもグリーンアローズがあるし、晴海トリトンスクエアからなら新橋に達する「業10」もある。さらにリバーシティなら「東16」もある。続く
2 承前 つまり、「東12」という系統固有の需要が想定できないのだ。もちろん、晴海から「八重洲口」に行きたいという需要はあるだろうが、やはり直行ということならグリーンアローズに軍配が上がってしまう。本数は少ないが、よくもったと思う。
(ナンバーは便宜上管理人が付番)
現時点で上記に管理人が付け加えることはありません。要するに、当該系統固有の需要というものが、まったく想定できないんですね。晴海トリトンスクエアなら「業10」があり、直行なら「都05」がある。さらにリバーシティからなら「東16」がある。強いて言うなら月島から晴海の需要ですが、これはそれほど大きなものではなさそうです。
このような状況では、使命を失って廃止となるのも仕方がないと思います。
卒業とは異なり、廃止になってしまえば「又すぐに会える」とはならないでしょうが、個人ブログであってもこういう路線があったことを記録しておくことも、バス愛好者の使命(といっては大げさか?)なのだと思います。
というわけで、バレバレだと思いますが今回のタイトルのネタ元は → こちら
…お後がよろしいようで。