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3186.改良工事が完成した東新宿駅

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以前の記事(下記関連記事参照)で、通過線だった側にもホームドアの設置が進められていた状況をレポートした、副都心線東新宿駅。
元通過線側のホームドアも今年の5月30日から供用開始になったようで、どうなったのかと見て参りました。

まずB線(和光市方面)の3・4番線から。
こちらは開業時は2番線となっていたのですが、番線表示を変更したようです。流石に「0番線」は作らなかったか(汗


150704_171143_ed.jpg
元通過線(現3番線)に到着した各停

この列車は急行の通過を待たないので、本線上でそのまま客扱いをします。以前の2番線(現3番線)に入るのは、この駅で急行の通過待ちをする列車だけとなりました。これによって、駅侵入時の分岐器通過の際の速度制限が、通過待ちをする列車以外は受けなくなり、スピードアップと効率化を図ることができます。

発車案内表示も、新たにもう1台増設されました↓


150704_171216_ed.jpg
これはこれで律儀なのだが…。

管理人はどちらかというと、表示器を1台にして、発車番線を矢印で示す方式の方がよかったと思いますが。

B線(和光市方面)の案内も、ご覧のとおり3・4番線へと変更されていました。


150704_171621.jpg
これも変更済み

B線ホームはA線(渋谷方面)ホームの下なので、階段を上がってA線ホームへ。


150704_171143_ed.jpg
1番線(元通過線・左側)と2番線(右側)

こちらも通過待ちをする列車以外は1番線に発着するようです。


150704_171451_ed.jpg
1番線の発車案内

こちらも待避線側が1番線だったのが、通過線側を1番線、待避線側を2番線と改めました。

東新宿駅の改修は、やはり急行停車を目論んだものではなく、待避線側に侵入する際の分岐器通過の速度制限を受けないようにすることの方に主眼があったのだと思いました。東京メトロでは、今後はラッシュ時の交互発着なども行いたい意向で、そうなれば遅延も緩和できますので、ますますダイヤが組みやすくなりますね。
今でこそ副都心線は安定した運行を行っていますが、開業当初と東横線とつながった直後は大混乱しましたから、メトロもそこはトラウマになっているのでしょう。
しかし、メトロで2例目となる「0番ホーム」は出なかった(´・ω・`)

なお、メトロで駅の改修を行っているのは他には東西線の南砂町駅で、こちらもホームと線路を増設して交互発着を可能にするとのことです。

【取材日 平成27年7月4日】

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№3018.東新宿駅、ただいま改造中 
№558.東京シャッフル~副都心線開業(4) 


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