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Channel: さすらい館
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3320.FLYING TOJO is back!~ただし車両は…。

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昭和24(1949)年から42(1967)年にかけて、東上線で運転されていた「フライング東上」。
このたび、東上線の池袋~寄居全通90周年を記念して、こんな企画が。

往年の東武東上線の看板列車をリバイバル!東武東上線全線開通90周年を記念し、11月28日(土)より行楽列車「フライング東上号」リバイバルカラー車両2編成を運行します!
~運行初日には両編成ともにご乗車いただける記念ツアーを実施~

東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、かつて東武東上線で活躍した行楽列車「フライング東上号」のリバイバルカラー車両2編成(50090型車両および8000系車両)の運行を11月28日(土)より開始します。
これは、1925(大正14)年7月に小川町~寄居間が開通し、東武東上線が全線開通して以来本年で90周年を迎えたことを記念して実施するもので、長瀞や外秩父への行楽客を対象に1949(昭和24)年から1967(昭和42)年まで運行し、人気を博した行楽列車「フライング東上号」の象徴である、鮮やかな濃い青色の車体に黄色の帯を締めたカラーリングを、50090型車両(10両)には車体へのフルラッピング、8000系車両(4両)には塗装によって再現することとしました
(後略)

東武鉄道ポータルサイトより)


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既に8000系のリバイバル塗装は、写真(1枚目)のようにツートンとセイジクリーム一色塗りの2種類が世に出ていますが、ここに「フライング東上」の紺に黄色帯の塗装が加わることになります。現行の8000系列の塗装としては4パターン目ですね。
そして、今回驚かされるのは、「TJライナー」用の50090系を1編成、「フライング東上」のカラーにするということです。50090系はアルミ無塗装ですから、こちらは塗装ではなくラッピングになりますが。


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これが紺に黄色帯の「フライング東上」カラーに

しかしですねえ…。
リアルウソ電、ここに極まれりという感じです。

だって8000系がまとったことのあるカラーリングって、オレンジ+ベージュのツートン、セイジクリーム一色塗り、現行の白地に青の濃淡の帯という3種類しかないんですよ。前二者は前面形状や冷房の有無が違うとはいえ、一応は過去にまとったことがあるカラーリングではあります。しかし、今回の「紺の地に黄色帯」という、フライング東上カラーは、8000系の現役時代には全くまとったことがありません。つまり8000系とは全く関係の無い色なんですが、それをまとわせるってのは、流石にどうなんでしょうか。

とか何とか言いながら、いざ走り出せば撮りに行ってしまうんでしょうけどね(´・ω・`)

それでも、リバイバルの歴史的意義が正しく伝わらないのではないか、ということは指摘しておきたいと思います。

※ 当記事で使用した写真は、いずれも以前の記事からの転載です。


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