半蔵門線が押上から松戸まで延伸される計画がある。
この話題は、当ブログで以前にも取り上げたことがありますが、最近、国土交通省の「東京圏における今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会」において、「地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクト」として整備すべき路線にリストアップされました(その資料は こちら。PDFファイル注意)。
ただ、優先度からいえば「東京8号線延伸(豊洲~住吉)」の方が高いのですが、こちらも答申としては生きているということで、今回、もし本当に延伸されるとしたら、駅がどこにできるのか、その駅予定地と目されるであろう場所を視察してまいりました。
まず最初に、こちらの地図をご覧ください。
これは押上駅の地図ですが、半蔵門線の延伸部分は東武曳舟駅の下側を通り、水戸街道(国道6号)に並行する道路の真下を通るのではないかと思われます(以前の記事に頂戴した、にょほほ電鉄様のコメントによる)。
しかし、この道路は片側1車線で幅員が狭いため、それなら初めから水戸街道に出してしまうのではないかと思いました。押上駅から水戸街道までは、東武伊勢崎線の線路の真下かその脇を掘り進むのではないかと思われます。
そして水戸街道の真下に出て、最初の駅が設けられる場所になると思われるのがこちら。
東向島交差点
ここは、水戸街道と明治通りの交差点です。写真は正面を向くと水戸街道言問橋方向、右が白鬚橋・三ノ輪方面、左が亀戸・砂町方面。この交差点のあたりは「東向島広小路」と呼ばれ、同名のバス停もあります。
管理人は、「東向島広小路駅」はここにできるのではないかと予想しています。
できるとしたら奥側?
できるとしたら、交差点の言問橋寄り(写真の奥側)ではないかと思いますけどね。手前側に作ると、東武伊勢崎線の東向島駅と近すぎるので。
初めにお断りしておきますが、私は半蔵門線押上以遠の延伸区間には、それほど多くの駅を作らないのではないかと思っています。松戸と都心部を結ぶという機能がある以上、そこを最優先するのと、葛飾区は軟弱地盤のため難工事が予想されるからです。
だから「東向島広小路」の次は、荒川を越えた先の「四つ木本田広小路」になるのではないかと思われます。距離からいえば、京成八広駅近くの交差点に「地下鉄八広」駅ができる可能性もありますが、駅を作るとそれだけ工事費が跳ね上がりますし、後で詳しく言いますが京成も相当乗客を吸い出されることになりますから。
そして水戸街道を上り、荒川を越えると「四つ木本田広小路」。
このあたりが有楽町線亀有方面との分岐点になると思われる
(以前の記事から転載)
「四つ木本田広小路」に関してはこちらの記事をご覧ください。
ここから亀有方面に進む有楽町線を分け、さらに水戸街道を進みます。
次は「葛飾白鳥」ですが…この駅はどの辺りに設けられるのか?
記事の分量が多くなりましたので、記事を分けて続けることにいたします。
というわけで→その2へ続く