東武野田線(アーバンパークライン・以下UPL)の六実(むつみ)~逆井(さかさい)間が複線化される。
この情報は既に先月28日に東武から公式にアナウンスされています。
2016年度の鉄道事業設備投資計画
該当項目について、以下引用開始
2019年度末の完成を目指し、東武アーバンパークライン 六実~逆井間約3.9㎞の複線化工事に着手します。本工事の完成により、船橋~柏間が全線複線となり、同区間における列車交換のための待ち合わせ解消等により、所要時間の短縮等、輸送サービスの向上を目指します
以上引用終了
(東武鉄道ポータルサイトより)
ではなぜ、これまで取り上げてこなかったのか?
その理由は、管理人自身の目で、実際に六実~逆井間を見ておきたいと思ったから。
というわけで4月30日、UPLのうち通称「船橋線」と呼ばれる船橋~柏間を乗り、「線見」をして参りました。
船橋駅から乗ったのがこちら↓
10030系リニューアル車
UPLも10000系列の転入や60000系の投入によって、8000系の勢力が縮小し続けています。
この日、管理人は船橋からずっと最前部で「かぶりつき」をやっていたのですが、六実に着くまでに8000系と行き違ったのは1度だけ。8000系と10000系列と60000系の比率は2:1:2だそうですから、過半数は割っているんですよね。
船橋からの複線区間が途切れるのが六実駅。ここから2駅先の逆井まで単線になります。
単線区間の始まり
線路が1本にまとまっているのがお分かりいただけるでしょうか?
以下は六実→高柳間の前面展望ですが、あえてノーキャプションで。
用地的には複線化は容易そうに見えます。勿論問題もなくはないですが、それはまた後で。
高柳駅に到着。この駅では、上下列車の行き違いをするダイヤが組まれています。
やっと8000系
UPLに乗っていて、8000系に遭遇すると何となくホッとしてしまいます(^_^;)
ここで一旦下車、次の列車に乗って逆井を目指します。
次の列車は60000系でした。
60000系は10000系列のような中央貫通路ではないので、前面展望の見え方も違います。
車両基地に通じる分岐線
高柳-逆井間には車両基地があり、そこに通じる分岐器がこれです。こちらはもう既に、路盤共々複線化への対応が済んでいるとのこと。
留置線には、8000系と60000系がいました。
こちらはその先の風景。ここも複線化は難しくなさそうに見えます。
緑をかき分けて進む
しかし本当に新緑が鮮やかですね。
管理人は今頃の季節が1年で一番好きなんですよ。暑くもなく寒くもなく。日も長いので乗車・撮影も遅くまで楽しめますし。
そして逆井駅到着。
ここからまた複線になる
六実-逆井間が複線化されれば、「船橋線」が全線複線化され、ダイヤ構成の自由度が向上し、ダイヤ乱れの要因がなくなるなど、いいことずくめです。
ただ、この区間にある築堤はどうするのでしょうね。盛土構造のまま線増するのか、あるいは築堤を高架橋に作り直すのか。恐らく後者ではないかと思われます。盛土構造のままでも、耐震工事はしなければなりませんが、線増を伴うなら高架橋を作ってしまった方が早いような気もしますので。
なお、UPLの複線化には高柳駅の橋上駅舎化も絡んでいますので、次の記事は高柳駅を取り上げます。
というわけで → 高柳駅編に続く