遂に捕獲しました!
それも、2本ある1000系レトロ編成(第39・第40編成)のうち、1000系全体のラスト編成でもある第40編成を。
冒頭の写真は、渋谷駅で撮影したものですが、発車直後の姿だったため、ぶれてしまっている点は平にご容赦を。
表参道駅で電車を待っていたら、4番線に1000系レトロ編成が!
完全に黄色一色(柵の外から撮影)
前照灯が1灯だけというのはお分かりいただけるでしょうか?
それと、正面窓の下に回っている帯は、旧型車両にあった窓下の補強材を模したものです。側面には窓上の補強材も再現されていますが、これらには物理的な凹凸はなく、ラッピングの印刷で表現されています。しかし、実際に見てみると立体感がちゃんとあって、あたかも本当に窓の上下に補強材を通したように見えるのですよ。
車内。真鍮のような色に仕上げられたパイプ類と、緑色の座席が目を引きます。
これらは1000形に範を取ったもの
よく見ると窓のサッシも着色されています。
また、写真では分かりませんが、室内灯はグローブがかけられていて、高級感が抜群です。灯具にグローブをつけてしまうと、得てして照度が落ちてしまうものですが、高輝度のLEDライトを使っているためか、グローブつきでも他車より暗いということはありません。
連結面もこのとおり↓
木目調
勿論、難燃性を求められる地下鉄車両に木材はあり得ないのですが、1000形もこういう内装にしていました。理由は、当時の電車の内装に木材が使われているのが当たり前だったので、全鋼製であることによる冷たさを和らげるためだったとか。
地下鉄博物館に保存されている1000形は、当時の内装を再現している
(以前の記事から転載)
そしてこれが、あの駅到着前の一瞬消灯ギミックを再現する、非常灯。
形状も同じ
2000形以前の車両には、このような非常灯が取り付けられていて、駅到着前に車内の照明が一旦消え、消えたときにこの非常灯が点灯するのですよ。平成5(1993)年に2000形が全車退役し、駅到着前の一瞬消灯ギミックは見られなくなりましたが、1000系の第39・40編成はこれが再現できるそうです。しかし、流石に一般の営業列車ではやらないようですが。
管理人としては、せっかく2編成あるんですから、1編成はこのような旧東京地下鐡道仕様、もう1編成はこのような旧東京高速鐡道仕様にしてくれないかと↓
このグリーンとクリームのツートンを見たかった(以前の記事から転載)
…やはり東京メトロの正当なご先祖は、早川徳次氏の創立した東京地下鐡道だから? ってそれはうがった見方か(^_^;)