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Channel: さすらい館
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4069.SEAT NUMBERS~with ALPHABET or not?

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4.21ダイヤ改正といえば、東武で新型特急「リバティ(Revaty)」が走り始めた日。

その1か月前の3月21日、東武特急にはある変化が起こっていました。

 

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この車両の登場とともに変わったものとは

 

それは「席番」。

 

それまでの東武の特急は、スペーシア・りょうもう・しもつけなど、全ての列車が1から始まる数字だけの席番でした。言うまでもなくこれは、数字+アルファベットの組み合わせの国鉄~JR方式(以下単に『JR式』という)とは異なるもの。ただしJRに乗り入れる「スペーシアきぬがわ」「スペーシア日光」だけは、座席が東武のシステムではなくJRのそれに収容されているため、これらの列車に充当される100系車両には、東武式の数字の席番とJR式の数字+アルファベットの席番が併記されていたものです。

しかし、そのような数字のみで席番を表す方法は、3月20日限りで取り止められ、翌日からJRと同じ数字+アルファベットのJR式に改められました。

 

管理人は、この数字だけで表す席番、国鉄やJRとは違う、私鉄独自の雰囲気がして好きだったのですが、そうとばかりも言っていられなくなったということでしょうか(^_^;)

 

というわけで、有料特急列車を走らせている他の大手私鉄も気になったので調べてみました。有料特急列車を走らせている大手私鉄といえば、東武の他には京成・西武・小田急・名鉄・近鉄・南海の6社があり、東武を加えれば7社となります。

その他にも「ウイング号」を走らせている京急、他者の有料特急列車が乗り入れている東急・東京メトロがありますが、京急は座席定員制で座席指定をしませんし、東急と東京メトロは他社の列車が乗り入れて来るだけなので、当記事では対象外とします。

また、上記7社に、今年8月には京阪、来年春には京王が加わりますが、これらは現時点で有料列車を運転していないことから、こちらも当記事では対象外とします。

 

本題に入りましょう。

 

席番を数字のみで表している会社…南海

席番を数字+アルファベットで表している会社…東武、京成、西武、小田急、名鉄、近鉄

 

となり、今や席番を数字で表している会社は、大手私鉄では南海のみとなってしまいました。

 

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今や南海だけに

 

しかし、現時点でJR式の席番を採用している会社の中には、かつては南海と同じように、数字だけで表していた会社がありました。それが、上で太字で記した会社。中でも近鉄は、数字だけで表す方式を長く採用していましたが、平成25(2013)年の50000系「観光特急しまかぜ」の就役に伴い、現在のJR式に変更したものです(ソースはこちら。PDFファイル注意)。小田急も昭和のころは、南海と同じ方式だったはずですが、いつの間にか変わっていました。

 

DSC_0254.jpg

変わったのはこのあたり?

 

RSEがデビューしたのは平成3(1991)年ですが、このころは未だ数字だけの席番だったような気がするなあ…。その14年後にVSEが出てから?

 

こうなると、数字だけの席番を維持するのが、大手私鉄では南海だけになってしまったことになりますが、ではその南海がいつまで「もつ」のか。JR式の軍門に降るのか、独自性を維持し続けるのか、注目していきたいと思います。

…ってかこんなところに注目してる人、どのくらいいるんだろ(^_^;)

 

※ 当記事で使用している写真は、いずれも以前の記事からの転載です。


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