まさか、21世紀の御世に「機関区」なる名称の施設が新設されることになろうとは。東武の場合、厳密に言えば「復活」ですが。以前の貨物輸送華やかなりしころは、本線系にも杉戸機関区などがあり、東上線系にも坂戸機関区がありました。
ただし現在の機関区は当時とは全く異なり、SL列車「大樹」運転のための基地としてのものですので、意味合いは全く異なります。
前座として、下今市駅の留置線に留置されていた14系客車の3連。この3両、南栗橋で整備されたのか、甲種回送時のみすぼらしい姿とは全く異なり、美しい姿を取り戻しています。
まずは浅草方から。
3両が留置されている
こちらは鬼怒川温泉方から。
カーテンが閉じられている
内装はどうなっているんでしょうか。オリジナルの青い簡易リクライニングシートかな。
前回訪問したときは完成間近だった、SLの検修庫も完成しておりました。
立派なもの(以前の記事から転載)
これはホーム上から撮影したもの。
駅の外、公道上から撮影したのがこちら↓
こちらからはヨ8000が見える
ヨ8000も、現役で稼働する車は少ないだけに、貴重になっています。ちなみに、なぜ旅客列車であるはずの「大樹」にこれを連結するかというと、保安装置の都合ということです。
では、主役のSL、C11は庫の中にいるかというと…。
いた
「大樹」のヘッドマークが見えるのがお分かりになりますでしょうか。肉眼では見えたのですが、ホーム上からはこれが限界です。
長門市駅(山口県)から移設した転車台も、使用可能な状態になっているようです。既に試運転は始まっているので、実際に使う機会もあるかもしれません。
8月10日を待つ
管理人が訪問したのは6月10日ですが、SL列車「大樹」が運転されるまでちょうど2ヶ月。そこでカウントダウンもこのとおり↓
あと2ヶ月か、もう2ヶ月か
大手私鉄では初めてとなる、SL列車の運転。
これが成功したら、管理人としては、東向島にある「ピーコック」の復活運転も期待してしまいます。ただしあれは14系客車を牽引するにはパワー不足でしょうから、何かトロッコ客車のようなものを牽引させるか、ブースターを連結しないと無理でしょうけど。
いずれにしても、日光・鬼怒川の活性化がなされれば…と期待してしまいます。
最後に。
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