今回の旅の目的の一つが、新藤原駅に降りてみること。
これまでもこの駅は何度か通ったことはあるのですが、全てそのまま野岩・会津鉄道方面へ抜けてしまっていて、結節点の新藤原と会津高原尾瀬口は降りたことがなかったからです。そのため、以前「降りたことがある駅」の東武編をやったときも、新藤原は鬼怒川線の終点であるにもかかわらず降りたことがないという、いささか奇妙な状態に陥っていました。今回、そのような奇妙な状態を解消しようというわけでして。
南栗橋から新藤原まで延々各駅停車で通す、普通101列車に下今市から乗りましたが、車内は混雑してはいなかったものの、観光客が多く見受けられたのが印象的でした。もしかして、南栗橋で接続する半蔵門線からの急行から乗り継いで、延々乗ってきたんでしょうか? あるいはJRで栗橋から乗り継いできたのか。
しかし、そのような方々は、殆ど全て鬼怒川温泉駅で下車してしまいました。
懺悔します。
管理人は今回の旅で、とてつもない大ポカをやらかしてしまいました。
それは、
鬼怒川温泉駅の転車台を視察しなかった
ことです(´・ω・`)
ちょうど鬼怒川温泉駅到着時、スペーシアの陰に隠れて見えなかったのですが、あれは抜かりましたorz
鬼怒川温泉駅発車後は、川沿いに建つ大規模旅館の偉容と、逆にゾンビ化した建物を見ながら、鬼怒川公園駅へ。鬼怒川公園駅を過ぎると、旅館も人家も少なくなり、山が深くなって新藤原へ。
下今市発車後、33分での到着です。
駅舎は小ぢんまりとしている
流石にここまでは、観光客も来ないのでしょう。来ても川治・湯西川・会津方面へ抜けていきますから、ここで下車する人は少なくなっています。
着いた
この駅は、大手私鉄の最北端の駅です。
ちなみに、では他の東・西・南はどこかというと、最東端は京成の空港第2ビル、最西端と最南端はともに西鉄で、それぞれ西鉄福岡(天神)と大牟田なんだとか。
こちらが、長駆南栗橋から走ってきた、6162F+6151Fの4連。
折り返しは東武日光行きとなる
44.21ダイヤ改正から運転を開始した、東武日光発着の鬼怒川方面への列車。折返しはこれになるとは思いませんでした。
そして反対側の中線には、会津田島へ向かう6155Fの2連が。
両側から乗り換えることができる
この駅は東京メトロの中野坂上や大阪モノレールの千里中央のように、真ん中の1線が両側にホームのある形態になっています。
実は管理人がやりたかったのが、この駅をICカードで出場すること。野岩・会津鉄道ではICカードが使えませんので、東武~野岩~会津ルートでは、ICカードを使うことのできる駅はここ新藤原が北限となります。
確かに引き落とされた
本当は浅草からの通算運賃を引き落として欲しかったんですが(^_^;)
6050系の並びを改札前から。
無理やりだけど(^_^;)
この駅、地元の方には大変失礼ながら、周囲には何もないんですよ。人家と自動販売機があるだけで、他には何もなし。
しかもこのとき、結構な強さで雨が降っていたため、周辺の探索を断念、5分で接続する857列車(上の写真左の6155F)に乗ることにしました。
おまけ。
リバティの乗車案内。
下今市-東武日光・会津田島なら特急券なしで乗れる
リバティはダイヤ改正前の快速・区間快速の置き換えという面があることから、下今市以北の特急券不要という施策を打ち出したのですが、このとき誰もが働かせた悪知恵が、浅草や北千住から下今市までの特急券を買ってそのまま会津田島まで乗り通すか、前もって下今市から東武線方面への特急券を買って何食わぬ顔で会津田島から乗ること。
しかしやはり、そのような誰でも思いつくようなことはできないようになっていました。
「同じ列車で下今市を越えて乗車する場合は、全区間の特急券が必要です」
そりゃそうだわなw