先ほどの記事、新中川の上流を眺めた写真をアップしていませんでした。
実は上流にはこんなのがあります↓
水門
これは「今井水門」と名付けられていて、このようなゲートが全部で7門ある、幅の広い水門です。前の記事でご紹介した「瑞穂大橋」とは指呼の距離にあります。
江戸川区公式HPの「今井水門」を紹介するページによりますと、この水門の建設の経緯は以下のとおりとなっています。
大正5~昭和8年の中川改修工事の後、相次いで起こった洪水をきっかけに、荒川・綾瀬川・芝川の3川の水系を統一して、洪水防除のための高水工事を実施しようという総合改修増補計画が立てられました。その計画の中で、昭和37年に今井水門が作られました。
水害・津波防止のためということのようです。
江戸川区を高潮・津波被害から守る水門の一つです。
と紹介されています。なんでも、都内では最大級の水門で、江戸川区だけではなくその上流の葛飾区・足立区を高潮・津波から守る役割もあるのだとか。
現地の今井水門の説明板はこちら↓
下部の落書き…ではなかった
【訂正】
上の写真の下部で落書きのように見えたのは、過去の写真(白黒)でした。大変失礼いたしましたm(__)m
ところで。
冒頭の写真をご覧になって「あれ?」と思った方、その後にリンク先の写真をご覧になった方は、こう思われたことでしょう。
何で7連って言ってんのに4連しかねーんだよ?
それはですね、現在耐震補強工事を行っていて、一部の水門が取り壊されているから。
こちらに、その内容が詳しく記されています。あえてノーキャプションで。
耐震補強工事を施して、より頑丈な水門にするということのようです。水門は地震でダメージを受けると、うまく閉まらなくなってしまい、水門本来の役目である水の堰き止めがうまくできなくなるからだとか。確かにそうなってしまっては、高潮・津波は防げませんからね。
この水門、実は東京都内で最大級なのだそうです。
この後、管理人は一之江駅まで歩きました。
妙見島から瑞穂大橋~今井水門にかけては、江戸川区の水辺のビューポイントだと思います。それほど起伏もあるわけではないので、自転車で巡れば楽しいかもしれません。
管理人は「輪行」用の自転車を持っていませんから今のところはできませんが、もし「輪行」をやるのでしたら、葛西駅から妙見島~瑞穂大橋~今井水門と走って、今井街道~船堀街道を走って葛西駅に戻る、というコースで楽しんでみたいと思います。
最後に。
この今井水門、実はこの場所と目と鼻の先なんです↓
「亀26」の今井バス停!(以前の記事から転載)
そりゃ水門もバス停も同じ「今井」ですから、目と鼻の先にあるのも当たり前ですが、実は両社の間、直線距離は近くとも行き来には結構な距離を回り込む必要があるため、「近くて遠い」位置関係にあります。
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