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Channel: さすらい館
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4109.【70000系デビュー前日に】東武20000系に廃車発生【長期間休車中のあの編成】

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DVC00605.jpg

 

冒頭の写真は、20000系の第11編成(21811F)です。5月28日に西新井で撮影しました。

 

さて、明日7日から70000系のデビューがアナウンスされているところですが、その前々日の昨夜、20000系の第9編成5両と、第13編成3両を合わせた8両が、渡瀬北(旧北館林)まで回送されたそうです。

20000系列、特にVVVFではなくチョッパの20000系は、既に予備部品が払底していて、1編成を休車にしてその編成から部品を調達して走らせていたとのことですが(これが第9編成。南栗橋で長期休車中だったという目撃情報がネット上に多数上がっている)、その必要がなくなったので廃車回送した、ということなのでしょうか。

ところで、なぜ第9編成まるごとではなく第13編成を交えた回送になっているのかというと、実はもはや第9編成は部品を他編成に供出していて、もはや自走ができないレベルに達してしまっているのが理由と思われます(※)。

 

※【追記】

渡瀬北では、上記の8両が編成をばらされて解体作業に着手しているという目撃情報もあり、もしかすると第9編成と第13編成の残り車両が8連を組成して渡瀬北に移動する可能性もあります。

 

乗り入れ相手である東京メトロは、03系の5扉車を優先して廃車にしており、今日も第17編成が廃車回送されたとのこと。これでチョッパ・5扉車編成全17編成のうち、8編成が退役、いよいよチョッパ編成も残存数1ケタになりました。

しかし、メトロとは異なり、東武は5扉車組込みの20050系の方がメカニックが新しいため、廃車はメカニックの古い20000系が優先されることになるものと思われます。

いずれにしても、日比谷線から5扉車が消えれば、中目黒駅ではおなじみのこの光景も、見ることができなくなります。

 

DSC_0767.jpg

第2・第4扉を締め切っている

 

これは20050系も同じ。

 

DSC_0766.jpg

こちらも締め切っている

 

これは何故かというと、整列乗車の列を乱さないため。それで両端の中目黒と北千住では、始発列車は第2・第4扉を締め切り、3か所の扉のみで客扱いを行います。

 

20050系が廃車、ないし短編成化されると、↑の第2・第4扉の締め切りの他、こちらの連結面も見納めとなります。

 

DSC_0774.jpg

左が3扉車、右が5扉車

 

結構差があるでしょ。

5扉車は03系の扉位置に合わせているため、車端部が20000系列の3扉車に比べて長いのです。実際に、5扉車の車端部は3扉車の3人掛け座席に対して4人掛け座席となっています。

 

こちらは短編成化されて残るのでしょうか。

 

DVC00597.jpg

最新の20070系

 

こちらは残るように思います。ただそのまま4連化すると、20070系だけで電動車ユニットが6組出来上がりますが、これを地方私鉄に譲渡するなどはしないのでしょうか。ステンレス車体は事後の改造が極めて難しく、そのため中間車への運転台取り付けは大変な費用がかかるそうですが…。

 

いよいよ始まった、東武の日比谷線直通車両の2度目の世代交代。管理人もしかと見届けたいと思っております。

 

※ 当記事は東武20000系列にスポットを当てた記事であるため、カテゴリを「東武」としています。


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