9月に入って、ネタも夏涸れの状態に陥っております管理人でございますこなさんみんばんは。
本日は、小ネタではありますが、もうすぐ開業50年を迎える下町の駅を取り上げます。
その駅とは、東京メトロ東西線木場駅。
この駅は昭和42(1967)年9月14日に開業した駅ですが、来週木曜日で満50年の開業記念日を迎えます。
で、今回の記事でご覧いただきたいのは、2番出口の看板です。
上の「木場駅 KIBA」の行燈が営団様式
このような行燈は、開業年次の古い営団地下鉄の駅には必ずあったものですが、最近はとんと見なくなりました。やはり駅設備などのリニューアルにより、姿を消していっているのでしょう。しかし、木場駅には残っていました。
なお、このような行燈ですが、これが出入口に設けられたのは、管理人の記憶では千代田線くらいまでで、半蔵門線や南北線のような開業年次の新しい路線には、最初から設けられていなかったように思います。
行燈を接写してみます。
どことなくレトロ感が漂う
この書体、かつての営団地下鉄、東西線以前の路線では車両の前面方向幕で見たような気がします。これも管理人の記憶ですが、昭和54(1979)年ころ、このような漢字・アルファベット併記の幕から、紺色の地に漢字のみの白い字の幕に変わったような。管理人は子供のころ、「北千住 KITA-SENJU」「日吉 HIYOSHI」の幕を掲げた3000系を東横線でよく見ていました。あの幕は白地ではなく「透明の幕」だったそうですが…。やはり視認性に難があったのか、そのために地色が紺に白い字の幕に変わったのでしょう。
ただ、この「行燈」もしかしたら早晩姿を消すかもしれません。
というのは、現在、木場駅で大規模な改良工事が計画されており、その際にはこの2番出口も何らかのリニューアルが行われるであろうと思われるからです。勿論、直接的には中野方の改札スペースの拡大が改良工事の目的なのですが、西船橋方の2番出口が何も手が加えられないままとは到底思えませんから。
営団地下鉄が現在の東京メトロに改組されて、今年で既に13年の月日が経過します。既に現在中高生の愛好家は、営団地下鉄をリアルタイムで知らない世代になってしまいました。
こんな「行燈」にすら「営団地下鉄」の名残を見てしまう管理人は、やはり「オッサン」なのでしょうね。「老害」呼ばわりされないように気をつけないといけません。