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4210.「HELLO NEW ODAKYU」その進捗やいかに? その4 梅ヶ丘駅編

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このシリーズ、4回目の最後は、現在の複々線区間の起点となる梅ヶ丘駅を取り上げます。

 

まずは世田谷代田→梅ヶ丘の前面展望をどうぞ。

 

170916_112658_ed.jpg

既に緩行線のレールは敷かれている

 

左側の真新しい道床がそうです。ここに来年3月から電車が走るようになります。

そして梅ヶ丘駅到着。

 

170916_112713_ed.jpg

各駅停車は渡り線(?)を渡って左側のホームへ

 

準急以上の列車だと、まっすぐ進んでホームのない急行線を走るようになります。

 

では梅ヶ丘駅の構造を。

新宿方は複々線区間の起終点となっていて、上り線側から見ると、2本の線路が1本に収束していくさまが見えます。

 

170916_113545_ed.jpg

今のところ、外側の線路は安全側線として使われている

 

こちらが、世田谷代田駅地下化以前の、平成21(2009)年5月に撮影したもの。この当時は駅の新宿方で完全に複線となって、当時まだ地上にあった世田谷代田駅とつながっていました。

 

DVC00229.jpg

このときは複線-複々線の境目は現在よりわかりやすかった(以前の記事から転載)

 

ところで、この駅では複線-複々線の境目になっているためか、新宿方の一部ホームが使われない状態となっています。これも、完成の暁には使われるようになるのでしょう。

 

170916_113246_ed.jpg

ホームのずっと手前で停車する2000形8連

 

現在の上りホーム新宿方。

 

170916_113533_ed.jpg

柵が立てられ使用停止

 

このあたりは、すぐ横に分岐器があり、車両が曲がるのでそれを避けるため、ホーム構造物の一部が欠き取られています。

こちらにある微妙なカーブも、もしかしてそのため?

 

170916_113609_ed.jpg

微妙に曲がっているホームの突端

 

これも複々線化完成の暁には手直しされるんでしょうか。

 

さて、これで複々線化工事の途中にある3駅+梅ヶ丘駅を見て参りました。

いずれも順調に進捗しているようで、半年後の完成が楽しみです。

しかし、この区間に限りませんが、どうやら小田急は各駅停車を10連化したいようで(ホームは既に10連対応がなっているところが多い)、そうなった場合、地下鉄千代田線からの直通列車に、これまでの準急・急行だけではなく各駅停車も登場する可能性があります。これは鉄道趣味界でも根強く噂されていますが、そうなると運用が複雑化しすぎるような気がしますし、一部で言われている「千代田線直通列車の各駅停車化」はなおさらあり得ないと思われます。多摩線方面へ直通する急行自体、京王とのライバル対決で大きな武器となる列車ですから。なので、管理人は、複々線化完成がなっても、千代田線直通列車の体系は、それほど変わらないと予想しています。

むしろ、

① 純粋に各駅停車を10連化して、各駅停車用と優等列車用の区別をなくし、運用効率を上げる

② ①によってダイヤ乱れ時のリカバリーをやりやすくする

意図があるものと思われます。

このあたりは、新ダイヤが明らかになってみないと分かりませんが、楽しみに待つことにしましょう。

 

【取材日 平成29年9月16日】

 

※ 当記事は、以前に書き貯めた記事の自動投稿です。


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