冒頭の写真は、日暮里・舎人ライナーで開業時から主力として活躍している300形です。
11月の秋晴れの日、新型車330形又は320形に乗れれば…と思い、日暮里駅に立ちました。
すると、停車中だったのが、冒頭の写真の300形だったということです。
管理人は、この写真の1本後の列車に乗車。首尾よく最前列席を占めることができたので、日暮里・舎人ライナーの前面展望を堪能することができました。
以下、日暮里発車から見沼代親水公園到着までの最前列からの眺めを、写真でご覧いただきたいと思います。
日暮里発車前
日暮里・舎人ライナーは、日暮里駅を出るとほぼ直角に急カーブを曲がって尾久橋通りの真上に出て、そこから終点の見沼代親水公園駅まで、ほぼ真北に進んでいきます。
西日暮里で多くの乗客を受け入れ、そして赤土小学校前駅との間で明治通りをオーバークロスします。
この辺りは北区(別の日に撮影)
この辺りは東京都北区田端新町なのですが、北区には日暮里・舎人ライナーの駅はありません。
また、このあたりは尾久橋通りの両側にビルやマンションが建ち並んでおり、さながらその隙間を進むような感じです。普通鉄道と新交通の差異こそありますが、米国シカゴの高架鉄道もこんな感じなのでしょうか。
熊野前では渡り線があるのを発見。
使うことはあるのだろうか
恐らくですが、熊野前-足立小台-扇大橋間で強風や降雪などによる運転規制がかかったとき、ここで折り返すために設けられているのでしょう。
そして熊野前を出ると、隅田川と荒川の間にある細い陸地上に設けられた足立小台。
上り列車と行き交う
ただでさえ高い場所を走る日暮里・舎人ライナーですが、この足立小台や、荒川を渡る橋梁のあたりは特に高くなっています。そのため、眺めはいいのですが、強風時や降雪時には運転規制がかかることも。この路線と完全に並行する都営バス「里48」が、この路線の開業と引き換えに全廃にならなかったのは、そのときのための代替ルート確保の必要という話を聞いたことがあります。
荒川を渡り、高い建物が周囲から少なくなってくると、拠点駅の舎人公園に到着。
珍しく中線に列車の姿が
ここは途中駅では唯一、2面3線の構造となっていて、中線を用いて双方に折り返しが可能になっています。管理人はここに列車が在線しているのを初めて見ました。勿論回送列車でしたが。
なお、日暮里・舎人ライナーの列車は、見沼代親水公園-舎人公園間の出入庫列車を除いて、ほとんどが日暮里-見沼代親水公園間の遠し運行となっています。
舎人公園駅の見沼代親水公園方には、車両基地に向かう連絡線が伸びています。
真ん中の線が舎人公園(右側)下の車両基地へつながっている
そして日暮里発車後20分で、終点・見沼代親水公園駅に到着。
この車止めの向こうは埼玉県
以前の記事(下記関連記事参照)で触れたとおり、この駅は東京23区の中でも最北端に所在する駅であり、実際にこの車止めから目と鼻の先には都県境があります。そのためか、埼玉県の草加市や川口市から、日暮里・舎人ライナーの延伸を求められていますが、今のところ具体的な動きはありません。
この日は、330形も320形も運用入りしていなかったようです。管理人の「レア車ゲッター」のフォースはどこへ行った(´・ω・`)
たまにはこういう記事もいいですよね…?
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※ 当記事は11/12付の投稿とします。