さてさて、私たち東武ファンにとって、東武ファンフェスタのメインイベントといえるものが、花上名誉館長によるトークショーです。
以前は、物販スペースの奥側にあるスペースで、野外で行われたものですが、今回は南栗橋車両管理区に隣接する研修センターの建物内で行われることが、例年と異なっていました。
ただしその代わり、定員は制限され、先着600名限りとされています。
トークショーの看板
本当はもっと引いて撮りたかったのですが、人が多かったので(^_^;)
ちなみに、3年前の平成26(2014)年はこんな感じでした↓
このときは野外だった(以前の記事から転載)
それが今年は屋内開催に↓
ステージが作ってある
ここは研修センターの中でも体育館のようなスペースで、板張りの床に白い敷物が敷かれ、参加者はそこに座るように促されました。勿論土足厳禁で、参加者は全員履き物を脱いで会場に入ります。そして会場入口では、脱いだ履物を収納するビニール袋が配られました。このビニール袋、某スポーツ用品店が出していたものを彷彿とさせる、かなり頑丈かつ出来のいいもので、使い捨てにするのは何とも勿体無い感じでした(このビニール袋に関しては、改めて取り上げます)。
時間になりまして、花上名誉館長とアシスタント役を務める渡部史絵(史絵.)さんが壇上に上がり、トークショーが始まりました!
飛ばしまくる花上名誉館長
実はテーブルの上には鐘が用意されておりまして、これが花上名誉館長の「暴走」を抑える役目になっています。どういうことかというと、花上名誉館長のトークがヤバい方向に向かうと、史絵.さんがこの鐘を鳴らして警告するというもの。サッカーのイエローカードのようなものですが、しかし何度鐘を鳴らされたことか(^_^;)
ところで、当ブログではこのトークショーの内容には触れない旨を告知しておりましたが、一点だけ。
それは、松原団地改め獨協大学前駅の改称問題。これについて、花上名誉館長は「大学が無くなったらどうするんだ。どっかに大学が無いのに大学の名前を名乗っている駅(東急東横線の学芸大学と都立大学の両駅)があるが…」と仰っていました。勿論獨協大学がなくなるとは思えませんが、移転や改称なら可能性があるわけで、これは施設名を駅名に冠することの根本的な問題点を指摘していたように思います。
その他の話題は割愛します。申し訳ございません(※)。
会場の後ろには、1/50の縮尺で模型化された、500系「リバティ(Revaty)」の模型が飾られていました。
やはりかっこいい
マジな話、Nゲージでも16番ゲージでも、どこかが商品化するでしょうけど、Nゲージだとやはり有井(マイクロエース)でしょうか。16番だとKTMかな。
さて、この記事の最後には、花上名誉館長のトークショーには何故かくも人気があるのかについて、管理人自身の思うところを述べたいと思います。
やはりそれは、東武の元「中の人」であり、東武にも一方ならぬ知識と愛情を持つ方だから、ということも大きいとは思います。しかし、氏のトーク内容は、決して東武に対する礼賛一辺倒ではありません。古巣であり、愛しているはずの東武を、時には腐し、時には毒を吐いて、辛辣に批評します。これは、野球の野村克也氏の「ボヤキ解説」、あるいは相撲の北の富士勝昭氏のような「愛ある毒舌」と相通じるものがあるような気がします。実はそここそが、花上名誉館長のトークショーが鉄道趣味界で熱く支持される最大の理由に思われてなりません。勿論、元「中の人」故の「ポロリ」(男性が期待するムフフな方ではありません)も大いに興味を引くのでしょうが、それは非本質的理由に過ぎないと思われます。
ともあれ、45分にわたるトークショー、濃すぎる内容とお二方の軽妙な掛け合いであっという間に過ぎ、お開きとなりました。
管理人はこれで、「東武ファンフェスタ」会場を撤収、南栗橋駅に向かいます。
しかし、会場を撤収しても、お楽しみはまだあった!
※ トークショーの内容を当ブログで原則として取り上げないことにしたのは、トークショーの内容を知った愛好家が、東武の現業に電話で問い合わせる「電凸」行為を行ったためです。