3.17ダイヤ改正によって、大きく変わろうとしている小田急。
その大変革を前にした3月3日、小田急は代々木上原-梅ヶ丘間の複々線及び登戸駅1番線の供用を開始しました。
そこで、管理人は今日、東北沢・下北沢・世田谷代田・梅ヶ丘の4駅に合わせて登戸駅を訪問・視察して参りました。今回以降、そのレポを順次アップしていきたいと思いますので、よろしくお付き合いのほどを。
なお、アップの順番は、管理人が訪問した順番とします。駅の順番とは異なりますが、その点は悪しからずご了承ください。
まず東急バスを「反11」→「森91」と乗り継ぎ、代田四丁目バス停で下車。元小田急線の陸橋を通り過ぎてしまったので、環七沿いに戻る形になりました。
現在も陸橋は残っている
この写真の左側の側道に入ると、世田谷代田駅の入口は指呼の間。現在も環七を跨ぐ陸橋は残っていますが、勿論電車が通るわけはなく、人道橋になっています。
そして世田谷代田駅へ。
以前は下層の急行線に仮設したホームで客扱いしていたものですが、その上層に専用のホームができたため、急行線の仮設ホームへ通じる階段・エレベーターは取り残された状態になっています。
通路を失って孤立したエレベーター
急行線に仮設したホームは相対式でしたが、こちらは下りホームに通じるエレベーターです。
同じく下りホームに通じる階段。こちらも3月2日限りでお役御免となりました。
複々線供用開始を伝えるポスターが哀愁を誘う
現役のホームだった時代に貼られた告知のポスターがそのままになっていました。
このような「取り残された階段・エレベーターの入口」は、上り線側にも残っていました。
こちらにもポスターが残っている
エレベーターはこのとおり↓
取り残された感がありあり
しかしこれ、終末感というか、なぜここにこんなものが…という感が強いです(^_^;)
路上観察学では、「なぜここにこんなものが」という物件について「超芸術トマソン」とか「トマソン物件」とか呼ばれるそうですが、まさにこれらは「世田谷代田駅の超芸術トマソン」。階段の方は非常時の脱出口として残しておくという話があったのですが、エレベーターはどうするのでしょう?
こちらはエレベーター・階段への通路が達していた当時、昨年9月の時点の写真。
確かに仮設感は満点だった(☆)
こちらは定点撮影。
1枚目が昨年9月の撮影(☆)で、2枚目が今日の撮影です。いずれもあえてノーキャプションで。
完成後はホームドアが設置されるかと思っていたら、扉間のホーム柵だけ。しかし改正後はこの線を通る通過列車が出現するはずなので、早晩必要性が浮上するものと思われます。あるいは、柵の設置自体が準備工事なのかもしれませんが。
最後に、以前の記事(下記関連記事参照)でレポした、「小田急環境ルーム」。
複々線供用開始後も残っていました。
いつまで残る?
ここはいわば「小さな博物館」の趣すらありますが、恒久的な施設にするのでしょうか。
◇関連記事
№4209.「HELLO NEW ODAKYU」その進捗やいかに? その3 世田谷代田駅編
※ 当記事中の写真に☆印を付けたものは、以前の記事からの転載です。