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4606.「高尾山ライナー」が現実に~ただし上りだけですが…

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かつて当ブログでは「【妄想】もしも『高尾山ライナー』が走ったら【やはり専用車両は難しい?】」という記事をアップしたことがありますが、この記事で記した妄想の一部は、「京王ライナー」として現実化しています。

しかし、それでも高尾山への登山客を対象にしたライナー列車は設定されたことがありません。

ところが、今年の紅葉シーズンをにらみ、上り列車だけではありますが、京王ライナーの高尾山バージョンが走ることになりました。

 

高尾山の紅葉シーズンに臨時座席指定列車「Mt.TAKAO号」を運行します!

(京王グループ公式より。PDFファイル注意)

 

180604_121443_ed.jpg

これが「Mt.TAKAO」として走ることになる

 

詳細は上記リンクをご覧いただきたいのですが、11月の平日(ただし21・22日のみ)1本、同じく11月の土休日(3・4日を除く)2本の運転となります。時間帯からして、明らかに登山客・ハイキング客を対象としたものであることが分かります。

ダイヤで驚かされるのは、何と言っても、高尾山口から新宿までノンストップで走ること。せめて明大前と笹塚には停めてもいいのでは…と思ったのですが、やはり京王の中の人は、「Mt.TAKAO」の乗客を新宿まで連れていきたいようです。

 

このような列車の設定の狙いは、「登山客・ハイキング客と一般客の分離」でしょう。紅葉シーズンの京王線は、登山客・ハイキング客でごった返しますから。十数年前、管理人が仕事で高尾に行った際、その時に乗った高尾山口行きの準特急が、停車駅ごとに乗客が増えるばかりで全く減らないという経験をしていますので(^_^;) 特に上りの場合、着席需要が高いとにらんでのことであろうと思われます。

そしてもう一つの狙いは「競馬客・サッカー観戦客との分離」もあるのではないかと思われます。土日は競馬開催や場外馬券発売の日も多く、京王線東府中以東はそのようなお客で賑わいます。そのようなお客と高尾山からのお客の輻輳を、このような列車を設定することで少しでも分離できれば…という狙いがあるものと思われます。

 

ところで、正面及び側面の表示には当然「Mt.TAKAO」が出るんでしょうね?

 

180224_185122_ed.jpg

流石にこれということはないだろう

 

今回の「Mt.TAKAO」、紅葉シーズンのみの運転ですが、これが成功裏に終われば、今度は運転日数の拡大、あるいは下り列車の運転も…となろうかと思われますので、結果がどのようになるか、大いに注目されるところです。

 

◇関連記事

№4377.The BRAND-NEW Evening~京王ライナー乗車記 その1 

№4378.The BRAND-NEW Evening~京王ライナー乗車記 その2 

 

※ 当記事は09/28付の投稿とします。また、当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。


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