バスつながりでバスネタをもう一丁…ですが、新年早々ネガティブなネタで申し訳ございません。
この話題は2年越しでして、昨年12月30日に都営バスの「乗りバス納め」をした際、臨海車庫を視察したときのものです。お正月の三が日の間は、あまり後ろ向きな話題を出したくなかったので、これまでこのネタを出すのを控えてきました。
昨年12月2日、「東武ファンフェスタ」を早めに撤収した後、管理人は一目散に都バス臨海車庫へ向かい、「夢の東京・下町」専用車(日野HR改)がナンバーを切られて留置されている姿を遠巻きに眺めたものですが(当時の記事は こちら)、その日野HR改がどうなっているのか、気になって見て参りました。
すると…。
いた!
両側を、ナンバーを切られたK代と思われる三菱エアロに挟まれて、あの日野HR改の特徴的なリアが見えます(光線の加減で見えにくいかもしれませんが、平にご容赦を)。ナンバープレートは勿論ありませんでした。ですから、これが12月2日に管理人が見た、奥に押し込まれていた日野HR改と同じ個体かどうかは分かりません。もしかしたら別個体ではなかろうかと思います。
注目すべきは、リアのエンジンルームが開け放たれていたこと。これは何故なんでしょうか?
車庫の奥には、やはりナンバーを切られた日野HR(こちらは改造車ではなくノーマル仕様)が留置されていました。
奥にいるのがそう
現在、都営バスではK代の淘汰が進められているようです。その証拠となるのが、他の代では東京五輪協賛のナンバープレートに交換されているのに対し、K代だけは一般営業車用の緑地のナンバープレートをつけていること。これは早期退役が前提だからでしょう。
2000年代初頭、各営業所に配属された日野HRも、車幅が他車種より狭く収容力に難があること、パワー不足であること(ベースは中型車なのでそれに対応したエンジンなのだが、エンジンをそのままにして車長をストレッチしたためといわれている)などの理由から、最近では青梅を除き、はとバス委託の支所に集められています。そのはとバス委託の支所でも淘汰が進められていますから、今年はさらに勢力の縮小が進むことでしょう。
細長い車体が特徴的な日野HRも、都営バスから姿を消すのは案外早いかもしれません。
※ 当記事は01/04付の投稿とします。