今回から4月14日の相鉄詣でのシリーズ記事が始まります。よろしくお付き合いのほどを。
なお、タイトルはいきものがかりの活動再開後の初シングルから。相鉄といえば海老名、海老名といえばいきものがかり…ということで。
さて、平成30年度も押し詰まった3月下旬、東武が日比谷線直通のライナー列車を運行するとか、東急が目黒線用新型車両3020系を投入するとか、その目黒線と相互直通運転をする各事業者が8連化に言及するとか、様々な大ニュースがありました。そのひとつに、「神奈川東部方面線」の一部開通、それによって相鉄とJRが相互直通運転を開始する具体的日程が決定したというものがあります。その日程は、今年の
令和元年11月30日
と決まりました(JR東日本のプレスリリースはこちら。ただしPDFファイル注意)。同時に、両社の接点となる羽沢横浜国大駅は、JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅に含まれることも決定しています。
このニュースも当ブログで取り上げたかったのですが、やはり東武の話題と同様、まずは現地視察を…と思い、相鉄を訪れました。
相鉄横浜駅に立つと、「2019.11.30 START」という、開業日決定を寿ぐ横断幕が掲げられていました。
左側は陸と海?
これ、京急日ノ出町駅のタイルアートと同じように、横浜の陸地を極彩色のドットで描いたものなのでしょうか。右側の青は海と思われます。
そしてキャッチコピー。
横浜の真ん中?
いやいやいやいや、横浜の「真ん中」は商業的には桜木町や伊勢佐木町、行政的には関内・石川町あたりではないか…という突っ込みは野暮ですね、はい(^_^;)
電車の中吊りもこのとおり。
気合が入っていることは分かる
もっとも、実際の列車の運転系統は埼京線方面とつながり、大崎・新宿・池袋方面への運転となるようで、当初噂された品川・東京方面への運転は現時点では考えられていないようです。そちら方面へは、武蔵小杉又は西大井で横須賀線電車に乗り換えてくれということなのでしょう。今後の展開次第で修正が加えられる可能性はありますが、あまり運転系統を複雑化しすぎると、ダイヤ乱れの際に収拾がつかなくなるので、これでいいのだろうと思います。
この直通路線は、相鉄の西谷駅で合流しますので、まずは西谷駅を目指します。
乗ったのは新7000系。しかもVVVFではない抵抗制御車。
いつまで走る?
今後は12000系や20000系の投入によって置き換えられるものと思われます。特にこの編成はVVVFインバーター制御ではないので直流電動機を装荷しており、メンテナンスフリーの観点からは、会社側は一刻も早く退役させたいはずですから。現在相鉄では既存車両の「YOKOHAMA NAVY BLUE」化を進めていますが、流石にいくら「新」とはいえ7000系をNAVY化するとは思えないので。
こちらは、↑の編成の車内(モハ7152)にあった、案内表示装置。今となっては原始的な、マップ式となっています。
こんなものが
西横浜と湘南台の位置が点灯していますが、これは行先の駅と次の停車駅が点灯しているものと思われます。
JRとの相互直通運転開始後も、このマップ式案内表示は残っているかな?
この電車で星川まで。
星川では、高架化された駅構内を眺めます。
上り線も高架化されていた
上り線は昨年11月24日に高架化が完成しています。管理人が前回訪問したときは、まだ下り線が高架化された段階でした。
こちらは10000系。
JRには乗り入れる?
10000系はJR東日本のE231系がベース。E233系ベースの11000系や12000系が増備されている現状にあっては、10000系はやや中途半端な立ち位置になった感もなくはなく。
9000系までの相鉄は、オリジナリティの高い車両を投入してきたものですが、この10000系からJR東日本に準拠した車両になり、それまでの相鉄車のオリジナリティは多くが失われました。そのため、愛好家の中には9000系以前のオリジナル車両のみを愛好する向きも多いと聞きます。勿論、その逆の方もおられるようですが。
8000系
今のところ、在来車でNAVY化が行われているのは9000系ですが、8000系のNAVY化はないんでしょうか。もし将来的にNAVY化がなされるとするなら、現在の「非NAVY」の姿は貴重なものとなりますが。
次回は、JR直通線との接点となる西谷駅を視察します。