車両の交代劇が佳境に入った日比谷線。
既に03系は残り10編成を切り、乗り入れ相手の東武の70000系も16編成まで増えました(しかしその後増えていないのは、もしかして70090系の増備計画とも関連しているのか?)。計画では、令和4(2022)年度に日比谷線各駅にホームドアを設置するとなっていますが、メトロのことですから、車両の交代が済んだ時点で一気呵成に設置が進められることは確実です。
そのことが如実に分かるのがこちら。
場所は、茅場町駅の北千住方。このあたりには東西線への乗り換え連絡通路があり、終日にわたって利用客が輻輳するエリアでもあります。
そこに設置されていたのがこれ↓
これは
これ、どう見てもホームドアの筐体だよな…。
車両の全面置き換えが間近に迫ったことを鑑みて、ホームの突端部分だけでも筐体を設置しておこうということなんでしょうか。
茅場町駅の場合、分かりやすい場所に設置してあるので、見れば一発で「あ、これはホームドアの筐体だな」と分かるのですが、問題はこちら。
場所は南千住駅。A・B線双方のホーム上にこれがあります。しかも、双方とも本来の設置場所ではない位置に。
こちらは、A線(中目黒方面)ホームにある「ブツ」。
遠目には配電盤のようにも見える
車両と絡めて撮影。
どう見ても「あれ」には見えない
やはり配電盤にしか見えないのですが…。
同じものがB線(北千住方面)ホームにもありましたので、接写してみます。
茅場町駅のものと同じ
1枚目の写真と比較していただきたいのですが、大きさも、形状もほぼ同じもののように見えます。
これってどう見ても、ホームドアの筐体だよな?
しかしそれなら何故、ホームドアの筐体がこんな場所に?
恐らく仮置きされているだけなのでしょうが、「謎の配電盤」という雰囲気を醸し出しています。
「ブツ」の設置場所、管理人は茅場町と南千住(こちらはそもそも『設置』という概念を満たすのか大いに疑問なのだが…)のものを確認しています。
東武での車両の置き換えは、今のところは止まっているようですが、メトロは怒濤の勢いで進められています。「5Doors」も4象限チョッパ車も既になく、残っているのは初期型3扉車編成と最後期型3扉車編成だけ。特に後者は、残りがあと1編成だけになったそうなので、いよいよ風前の灯火と化したといえます。
管理人はかつて、日比谷線車両の置き換えをリアルタイムで見ていました。営団(当時)が3000系から03系に、乗り入れ相手の東武が2000系から20000系列に、そして当時相互乗り入れをしていた東急が7000系から1000系に。30年の時を経て、2度目の置き換え劇が進行しています。その場には東急車がいないのが残念ですが…。それはともかく、一つの路線について、車両の置き換えを2度にわたってリアルタイムで見届けることになるとは思いませんでした。管理人も歳をとるわけです。