こちらも久しぶりの奥沢レポです。
奥沢駅は上下線の改札が分離されていて、改札内で上下ホームの行き来ができない構造になっていますが、今回見たところ、上り線側の駅改札が仮設のものに変わっていました。勿論、改札脇にかつてあった中華系ファミレスは影も形もありません。
改札を通ってホームに通じるクランク状の通路も、バリケードで囲まれていて、仮説感が満点となっています。2点の写真をあえてノーキャプションで。
工事現場の中を進む感があります。
そして留置線ですが、こちらも道路との境にバリケードが張られ、道路からはその様子をうかがい知ることができなくなってしまいました。
こちらもバリケードに囲まれた
となれば、改札内から望むしかありますまい。
というわけで、下りホームから田園調布方を望みます。
3番線の案内看板が撤去されている
軌道上にも板が張られています。これは工事用車両の出入りをしやすくするためとおもわれますが、工事中であることの物々しさが伝わってくるようです。
↑の写真を撮影したのと同じ場所から、大岡山方を望んでみました。
渡り線はあるようだ
以前に存在を確認した、下り線から留置線へと通じる渡り線はまだ存置されているようです。
こちらは3番線(の跡地)。
何と、上りホームは一部が取り壊されていて、ホームを支える鉄骨が剥き出しになっていました。
半分が壊された
そして3番線があったところも整地されています。
突端を見てみます。
留置線は一番外側の3線だけが生きているという状況は、前回と変わらないようです。
生きている3線のうち1線には3000系が
3000系も現在、3編成が運用を離脱して相鉄直通対応の改造を受けているようですが、どのような形で8連化されるのでしょうか。車齢を考えれば、既存車両の組み替えで8連化するのが一番いいと思います。5080系なら中間車の追加製造でも、車齢の差がそれほどでないと思います。それでも5080系も最初のロットが落成して17年経ちますが。
そして前回訪問時には、分岐器が撤去されただけでレールが残っていた留置線の手前側ですが、今回見たところ、レールがほとんど剥がされていました。
レールが剥がされている
ここも8連対応にレールを敷き直すのでしょう。
同じ立ち位置から逆側を望んだ写真。
レールの撤去状況が分かる
奥沢駅は最終的には橋上化され、真ん中に通過線を作る計画だそうです。そうなれば、武蔵小山しかない追い越し設備がもう1ヶ所増えることになり、ダイヤ構成上の自由度が増します。しかし上下に通過線を作れないのは、やはり残念です。本当は地下化して通過線を整備した方がいいのでしょうが、それをしないのはやはり、以前のコメントでも頂戴した「水脈の問題」なのでしょうか。留置線もろとも地下化して、留置線の跡地に3~4階建ての低層マンションを建てれば、結構いい商売ができそうな気がしますが。しかし、管理人のような素人が思いつくレベルのことは、東急の中の人が既に検討しているでしょう。それでもやらないということは、そういうことなのです、多分。
最後に。
大岡山方にあった、3番線の出発信号機(の跡)。
もはや無用の長物に
3番線がなくなり、上りホームが半分削られたというのもなかなか衝撃的でしたが、これも新たな奥沢駅に生まれ変わるためのステップなのでしょう。
今後も折に触れて、奥沢駅を観察していこうと思います。
※ 当記事は後で並べ替えるため、アップの時点ではブログナンバーを振りません。