かねてから日比谷線車両の規格変更をにらみ、車両の置き換えを続けてきた東京メトロと東武鉄道ですが、先月24日のメトロ03系の全編成運用離脱に続き、去る27日限りで20000系列が全て運用離脱したとのことです。
管理人にとっては、今月13日に乗車・撮影したのが最後となってしまいました。以下にそのときの写真を2点再掲します(したがって、当記事の写真は全て以前の記事からの転載です)。あえてノーキャプションで。
この日以後も日比谷線では見かけたものの、乗車する機会はないままでした。既に13000系も03系の最大編成数と同じ42編成が出揃い(6月の虎ノ門ヒルズ駅開業を期して、さらに2編成が増備される予定)、70000系もオリジナル編成が18、70090系も第3編成までデビューしたようなので、予備車を考えなければ13000系と70000系列だけで回せるということでしょう。
もっとも、日比谷線直通運用を追われた20000系列がただちに廃車になるわけではなく、このとおり東武の他の路線で活躍の場を与えられることになります↓
宇都宮線と「トチロー」で活躍
日比谷線直通運用を外れた20000系列は、4連化されて宇都宮線、あるいは「トチロー」こと南栗橋-新栃木間のローカル運用を担当することになります。例外は20000系のチョッパ制御の電動車だけですが、こちらも「山の方の私鉄」(某名誉館長談)で引き取られるという話もあり、そちらも気になるところ。
そしてそうなると、日比谷線では、それこそ怒涛の勢いでホームドアの筐体の設置が進められることになるでしょう。既に茅場町・恵比寿には端部の配電盤が出現し、南千住や霞ヶ関には離れた位置に配電盤が据え付けられたりしていますし、銀座や中目黒のようにホームの準備工事を済ませている駅もあります。
昭和63(1988)年の20000系第1編成の就役から32年、日比谷線直通運用から退く20000系列に、心からのねぎらいを。
そして、このあとの新天地での活躍に、心からのエールを。
【おことわり】
当記事は日比谷線の話題ですが、東武20000系列という車両の話題であるため、記事のカテゴリを「営団地下鉄・東京メトロ」ではなく「東武」にしております。
なお、投稿日を03/27付にしております。