タイトルは、往年のフォークソングから。元ネタは「別れ」ですが、目黒線満22年での「飛躍」から。もっとも「飛躍」といえるかどうかは極めて微妙です。なぜかというと、当初計画の実現だから。実際、20年前の目黒線開業の時点で、各駅のホームは一部を除き8連対応のものが用意され、あとはホームドアなど必要な設備の設置のみとなっています。
東急では、2年後の相鉄との相互直通運転などを見据え、目黒線列車の8連化を同じころまでに行うことになりました。既に相鉄直通用の3020系が3編成登場していますが、落成当時は8連で登場し、鉄道趣味界を驚かせたものです。
そこで、目黒線各駅について、8連対応の進捗はどうなっているのか、見て参りました。以下、日吉から目黒まで順番に進みますが、写真の撮影の順序とは異なります。
まずは日吉駅。この駅は横浜方にホームドアを設置するようです。現在でも、目黒線列車の停車位置はかなり目黒(渋谷)方にずれていますから。
現在はここが突端
都交通局6300形初期型の揃い踏みですが、この初期型が新横浜や相鉄に乗り入れることはあるんでしょうか。
↑の写真を撮影した場所から、反対側を望んで撮影した写真がこちら。
彼方に折り返しを待つ車両が見える
工事完成後は、このような状態は解消されるものと思われます。
お次は元住吉駅。この駅は目黒(渋谷)方に改札口に通じる階段・エスカレーターが設置されているため、2両分のホームドアは日吉(横浜)方に設置することになりそうです。
既に柵が仮設になっている
以前は金属製の頑丈な柵が設置されていたはずですが、仮設のものに変わりました。これは筐体設置の準備に入ったということです。
次は武蔵小杉駅。こちらは、目黒方・日吉方に1両分ずつホームドアを設置すると思われるのですが、武蔵小杉駅では、今のところ設置工事には着手された形跡がありません。以下は1枚目が目黒方、2枚目が日吉方の写真。いずれもノーキャプションで。
透明アクリル板のようなものがはめ込まれている柵ですが、その気になれば撤去は容易そうに見えます。
新丸子駅はどうでしょう。
こちらは元住吉駅と同様(日吉方)
元住吉駅同様、設置工事に着手されています。ただし元住吉駅とは異なり、設置工事は目黒方・日吉方の各1両分となっています。
こちらは目黒方の写真。
こちらも仮設の柵に変わっている
多摩川駅にいってみます。
この駅では、目黒線列車は日吉方に寄せて停車するため、目黒方の2両分でホームドアを設置することになります。
それでは、多摩川駅の目黒方はどうなっているかというと…。
未着手
多摩川駅は武蔵小杉駅と同様、着手には至っていません。
田園調布駅は、新丸子駅と同様、目黒方・日吉方の各1両分の追設となります。
まずは目黒方から。
ここも仮設になっている
それでは日吉方は…。
こちらも仮設
この写真だとわかりにくいですが、奥に見える上り線(3番線)側でも柵が仮設のものに交換されており、ホームドア設置に着手されていることがわかります。
以上が東横線との並走部分。
ここから先は、旧目蒲線部分、目黒線としての独自区間に入ります。
その最初の駅が奥沢駅。
何ということだ(´・ω・`)
上りホームの3番線側(写真の右側)が、ご覧のように工事用のバリケードが張り巡らされています。そのため、留置線の状況がほとんど分かりませんでした。何ということだ!orz
以上で前編が終了。
大岡山駅から先は、後編へ続きます。
後編はこちら↓