9月13日の京王詣でのハイライト、下り「京王ライナー」乗車。
ただし今回は、以前に乗った京王八王子行きではなく、橋本行きに乗ることにしました。
車両は5000系
「京王ライナー」には、5000系がクロスシートモードで充当されます。
側面の表示。
ちゃんと「京王ライナー」のロゴが出る
このあたりはフルカラーLEDの面目躍如ですが、LEDは肉眼では分からないサイクルで明滅を繰り返しているため(肉眼で見ると表示が変わらないように見えるのは、人間の眼の残像現象のため)、カメラで撮影すると点滅の瞬間が捉えられてしまうことがあります。多くは不本意なものですが。
車内に入ります。
京王八王子行き同様、「京王ライナー」としての停車駅案内が表示されます。橋本行きの停車駅は、新宿を出ると京王永山までノンストップ(ただし明大前で運転停車する)、その先は京王多摩センター、南大沢、橋本となります。京王永山から先は、座席指定券無しで乗車できる取り扱いとなっています。
2点の写真をノーキャプションで。
(いずれも自席に着席したまま撮影)
管理人が割り当てられた席は、扉間の最前列で、ここは真横に戸袋が来てしまうため、車窓の眺望がほぼ効かないのですが、こういう写真を撮影するときは、ありがたい場所となっています。
そして気になるのは乗車率ですが…。
窓側席は概ね埋まっている
管理人が見たところ、管理人の乗った号車は窓側席が全て埋まっていました。前方の車両も同様だったので、恐らく座席定員の半数よりやや少ない程度の利用だったのだと思います。休日の夕方1620発でこれですから、日比谷線のあれはどうなっているのか…いや、路線も利用条件も違いますので、安易な比較は止めておきます。
車窓は割愛。
新宿を出ると笹塚の直前で地上に出て、笹塚と代田橋を通過していきますが、明大前では運転停車。どうせ客扱いしないんだから運転停車させる意味がないだろうと思うのですが、これは信号システムの関係で通過できないとかでしょうか。
その後は快調に走り、京王八王子方面と別れる調布も、準特急を待たせて悠然と通過! そしていつの間にか地上へ出ると、多摩川を渡ります。その後は高規格の路線を快調に飛ばし、京王永山へ。
以前京王八王子行きの「京王ライナー」に乗ったときは、座席指定券無しで乗車できる駅の最初である府中駅からは、結構な数の乗車があったものでしたが、今回の京王永山ではそれほどでもありませんでした。次の京王多摩センターでも同じ。これは、京王永山から先の距離が短いからではないかと思われます。
そして新宿発車後、約40分で橋本へ到着。
着きました
橋本駅に到着したので、このアングルで写真をいただきます。
世が世なら「京王ライナー」はこの先に走っていた?
当ブログでも何度か言及していますが、京王相模原線には橋本以遠、相模中野までの延伸計画がありました。実際に用地もかなり取得していたそうなのですが、免許が失効すると同時にそれらの土地を手放してしまったとのこと。その結果が、高架橋の前にそびえるマンションなのですが、やはり相模中野延伸は「見果てぬ夢」なんでしょうか。
進路を塞がれた感もある「京王ライナー」の姿を見ると、もし相模中野まで開業していて有料特急が走っていたら…という世界を妄想してしまいます。もっとも、そうなっていたら「京王ライナー」が世に出たかどうかは分かりません。「京王ライナー」のような列車ができたとしても、有料特急車両の間合いで京王八王子方面へ走るだけだったと思います。
感想。
土休日の16時台発車という、ややもすれば中途半端な時間帯の発車時刻にもかかわらず、新宿発車時点で座席定員の半分近くの乗車率ということは、コロナ禍の影響を考えれば、「京王ライナー」は沿線利用者に定着したといえるように思います。
おまけ。
以前、橋本駅には「300X」をリニア新幹線として紹介していた不動産業者の広告が貼り出されていましたが、その業者の広告は現在でも貼られているものの、流石に「300X」は消したようです。
300Xはおろかリニア云々も消えている
やはり鉄ヲタたちによるツッコミが入ったんでしょうか(^_^;)
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