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Channel: さすらい館
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5382.【コロナ禍で大ダメージ】2020年航空の話題【ボーイング747製造終了】

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バスに続いては、航空の話題をいってみようと思います。

 

考えてみれば、今年の「コロナ禍」で最も大きなダメージを被ったのは運輸業ですが、その中でも酷かったのが航空業界。そりゃそうです。国際的な往来の制限により、ドル箱であるはずの国際線の旅客輸送量が激減しましたから。それでもまだ国内線は、「GoToトラベル」などの国内旅行需要の喚起によって少し持ち直しましたが、これも菅内閣のエビデンスなき・メディアにおもねった「GoTo叩き」に屈して取り止めたため、国民には「旅行に出かけてもいいという『免罪符』が失われた」格好になり、旅行を取り止める人が激増してしまいました。そのため、航空業界は未曽有の苦境に陥っています。

(この点に関するコメントはご遠慮願います)

 

今年の航空の話題も、そのようなダメージを負ったことに起因する事項が多くなりました。

その中でも、管理人が特に残念だと思ったのが、ボーイング747に関する以下の2つのニュース。

 

・ボーイング747、海外でも退役が加速

・ボーイング747、2年後までに生産終了へ

 

 

 

最初は、コロナ禍に伴う需要減により、海外の航空会社でボーイング747を予定を早めて退役させることにしたというニュースなのですが、その後にとうとう、ボーイング社が747そのものの製造を取り止めることがアナウンスされたというものです。

 

貨物機も安泰ではなかった(キャセイパシフィック航空のボーイング747-400F)

 

以前から述べていますが、ボーイング747はその収容力が突出していたことから、利用客の多い路線や貨物機に重用されていたものですが、4発機であることで燃費が双発機に比べて劣ること、収容力・航続距離いずれにも遜色のないボーイング777が登場したこと、しかも1発のエンジンで航続可能な距離が伸びたこと(ETOPS規制が緩められたこと)などにより、日本の航空会社でも退役を余儀なくされました。それでも海外から飛来する機材はあったものですが、最近ではボーイング777に取って代わられたものが多くなってしまいました。そこへ持ってきて昨今のコロナ禍に伴う航空需要の激減ですから、そりゃ大型機が不要とされるのも無理はありません。

 

事実、全日空などは、ボーイング777などの大型機の削減をアナウンスしています。

 

・全日空(ANA)、大型機削減へ

 

 

そうなるとこんな機材ばかりになったりして↓

 

これで長距離は厳しいか(^_^;)

 

そして、国際線旅客輸送量の激減により、日本の空の玄関・成田空港はこのような状況に↓

 

・成田空港が閑散とした状態に

 

 

 

人が激減した成田空港のターミナル内の光景は、管理人にとっても大きな衝撃でした…。

 

今年は航空業界では前向きな話題が少ないのが残念ですが、来年こそはコロナ禍を脱し、成田空港も以前のような活況を取り戻してほしいものだと思います。

 

【おことわり】

当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。また投稿日を12/28付にしております。


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