というわけで恩田でございます。
冒頭の写真、いつもどおりに恩田駅ホームから工場を望んだものですが、8500系の顔が見えます。これが先日退役した8629Fの下り方先頭車、8529の顔です。既に編成はバラされており、2両が建屋内に運び込まれた他は、2両ずつ分割されて外に留置されているとのことでした(Twitter情報)。
それでは改札を出て、全体が俯瞰できる高台へ。
その前に、東急テクノシステムの中庭も見ておきましょう。
何もなし
中庭には、時折バスなどが留置されていることがあるものですが、今回は何もありませんでした。
それでは全体を見ていきましょう。
まずテクノシステムの8506-8606から。
小さいが「梶が谷」を出している
恩田到着前、電車内から目を凝らして眺めたのですが、黒地(種別表示なし)で「梶が谷」という表示を出していました。
「梶が谷」といえば、大井町-二子玉川園-長津田以遠を「田園都市線」と称していたころには、折り返し駅として機能していたものですが、昭和54(1979)年8月の運転系統変更以降は、梶が谷駅で折り返す電車はなくなってしまいました。それでも折り返し用の「Y線」は残されていて、非常時のバックアップ体制が整えられています。
ところで、今日はテクノシステム側の建屋の扉が珍しく開けられていて、中では5000系列と思しき車両が改造工事を受けているように見えました。もしかして、5080系の相鉄乗り入れ対応改造でしょうか。
こちらは編成をバラされた8629Fを望んだもの。
手前になぜか5007が
5000系の第07編成(5107F)が入場中のようで、長津田寄りには同編成の渋谷寄りの半分(5107-5207-5307-5407-5507)がアントにつながれた状態で留置されていますが、こちらはなぜか1両だけ。後の4両はどこに…と思いますが、恐らく建屋内でしょう。
しかしこのアント+5007の配置、もしかして撮影者除け?
こちらはその長津田寄りを眺めたもの。アントの後ろには、5107Fの半分がつながれています。
アントには5507がつながれている
車両工場の正面に回ると、5107のお顔を拝むことができます。
こちらは悲壮感はない
以前にここで、退役した8500系の顔を見たときは、どことなく寂しげに見えたものですが、今回の5000系はそんなことはありません。やはり見る側が単なる検査であることを知った上で見ているからでしょうか。
これから順次、8629Fの搬出が行われるのでしょう。そしてしばらく間をおいて、次の退役した編成がここに送られるものと思われます。その編成は、果たしてどれなのか。8617Fでないことを願いたいものですが。