ホームの狭い駅。
有名な例ですと東武浅草駅の突端や、その他の私鉄にも突端の部分にありますが、ここ阪神春日野道駅(阪神と冠するのは、阪急に同名の春日野道駅があるため)は、特にホームが狭く、「恐怖の駅」として恐れられていました。
何しろ、当初はここに駅を作る計画がなかった(地下線切り替え後に廃止する予定だったらしい)ものを、地下線の工事の着手後に無理やりねじ込んだ駅だったため、トンネルを広げるわけにもいかず、そのため通常の複線の間隔の間に無理やりホームを作りました。当時のホームは冒頭の写真のとおり、現在でも残っていますが、当時は列車が接近しないとホームに降りられないという運用をして安全を確保していたそうです。それでも、この駅で大事故があったとの話は聞きませんから、やはり乗客も駅員もそれなりに警戒するのでしょう。
当時のホーム↓
ここを、両側の線で列車が通過されたら、恐らくここに立っているのはかなりの恐怖感を味わうだろうと思われます。
平成16(2004)年には改良工事が完成し、旧ホームの外側に相対式のホームを作り、幅2.6mの激狭ホームはこのときにお役御免になっています。
かつての春日野道駅は、写真の中にその姿をとどめるしかありませんが、その当時の写真が駅のコンコースに壁画として掲げられていました。
すみません、下の方に管理人の指が入ってしまっていますが、何とぞご容赦を(滝汗
5500系電車が写っているところからみて、改良工事着手直前ではないかと思われます。
この後、阪急の同名駅にも行ってみたくなり、阪急春日野道へ向かいました。
※ 当記事は01/24付の投稿とします。