散々な思いをして東京に何とか帰ってきた翌日、8月16日。
この日は、午後の上野駅から普通列車を乗り継いで、米沢駅まで向かいました。
まず最初に乗ったのは、上野13時20分発の黒磯行き583M。宇都宮までなら、E231系のグリーン車組み込み編成が沢山走っていますが、宇都宮以遠、黒磯まで行く列車となると少ないので、それをあえて狙いました。
ちなみに、この列車は上野駅地平ホームの15番線発。理由は、最後尾1号車の一部で荷物(新聞)輸送をするため。
グリーン車に「黒磯行き」が出るのは珍しい
管理人はこの車両、4号車階下席に陣取り、黒磯までの約3時間の旅を楽しみます。
駅弁ではなく「駅ナカ弁」で昼食
普通列車だと、いくらクロスシートでもさすがに飲食は憚られるのですが、グリーン車なら無問題ですね♪
管理人が東北本線を普通列車で下ったのは、昭和62(1987)年の夏に北海道へ行ったとき以来ですが、当時は車窓をよく見ていませんでした。
それにしても、東北本線はほとんどトンネルがないんですね。そりゃ最初は関東平野を行くので当たり前なんですが、黒磯到着前、場所は忘れましたが一度だけありました。
ちなみに、この583Mはどんな人が乗っているのか見ていたのですが(グリーン車だけ)、氏家とか矢板とか、新幹線では不便な駅で降りる人が多かったように思います。
宇都宮の10分停車を経て、黒磯には16時13分に到着。
黒磯到着の証拠写真
黒磯からは20分の待ち合わせで、16時33分発の2145Mに乗り継ぎ。この列車はE721系の4連でした。701系のオールロングを覚悟したのですが、幸いクロス席に座れました。
この列車で栃木県から福島県に入っていくわけですが、相変わらずトンネルらしいトンネルはなし。しかし、ここから上下線が離れる場所が増えます。本宮付近ほどではありませんが…。
17時35分着の郡山で、46分発の1157Mに乗り継ぎ。この列車もE721系の4連でした。701系は混雑率の低い黒磯~郡山間では使っていないのでしょうか? そういえば「あの」715系も、末期はこの区間での運用が多かったような。
郡山~福島間って、上下線が離れる場所が目立つんですよね。こちらの下り線は地上なのに、上り線はトンネルの中とか。これは複線化のときに、無理をせずに用地買収しやすいところを通した結果なんでしょうか。
福島には18時35分到着。
新幹線コンコース(入場券を買って入りました)で駅弁を買おうと思ったのですが、「牛肉どまんなか」しかなく、それを購入。ってかこれから行く駅の駅弁買ってどうするorz と思ったのですが、この駅弁、マジで旨かったです。
で、最後に乗る米沢行き459Mはこちら↓
719-5000
福島-米沢間には「板谷峠」という急勾配がありまして、そのためにこの区間の普通列車は719系の5000番代(719系の標準軌バージョン)に限定されています。その後に追加投入された標準軌仕様の701系5000番代もあるんですけど、こちらは勾配対策がないため、通常の営業運転ではこの区間には入りません。
また、この区間は普通列車の利用者が少ないにもかかわらず、ワンマン化はされていないんですよね。ひょっとしたらワンマン化がされていない理由は、急勾配であるが故の保安対策なのかとも思ってしまいます。
福島を発車すると、既に車窓はブラックアウトして何も見えません。ただ板谷峠区間の駅に着くたび、かつてのスイッチバックの名残であるスノーシェッドが見えますので、駅とわかります。しかし、板谷峠区間の駅での乗り降りはほとんどありません。
そして19時55分、上野発車後6時間25分で米沢に到着。
確かに着きました
6時間にわたる普通列車乗り継ぎは久しぶりでしたが、楽しかったですね(^^ 新幹線「つばさ」なら、上野から米沢までは2時間ちょっとですから、3倍以上の所要時間ですが。
この後管理人は駅東口から歩いて10分のホテルにチェックイン。駅からは少々距離がありますが、コンビニが近くにあるので助かりました。
さあ、翌日はいよいよ東日本唯一の未乗区間となった、山形鉄道フラワー長井線に乗ります。