管理人はかつての「東急東横線-東急文化会館への連絡通路」から、かつての東横線渋谷駅の正面にあった入口から銀座線渋谷駅に上がろうとしたのですが、閉鎖されていたようで、已む無く山手線を乗り越え、井の頭線側から回り込みました。
そこの入口は、案内表記類こそ東京メトロのモードですが、随所に「昭和」を感じさせる雰囲気が残っています。
改札口はこんな感じ。
階段がいかにもという感じ
現在のバリアフリーの発想からすると、考えられない構造ですね。
ただ、こういう構造は私鉄の駅などには多かったものです。
こちらが切符売り場。
券売機は最新型だが
床の模様・色といい、低く張り出した梁といい、いかにも「昭和の建造物」という感じです。こういうのも見られなくなりますから、写真に収めるのは今のうちです。
こちらは発車待ち中の1000系。
何となく周囲が明るい
この写真では分かりにくいですが、やけに周囲が明るかったのですよ。
それで、↑の電車が発車した後、改めて見回すとこのとおり!
何と吹きさらし!
完全にホームを覆っていた建物(東急百貨店東館)は取り壊され、ホームが残されたため、このように太陽の光を浴びるようになってしまいました。
昨年8月は、まだ建物の中にありました。
このときは取り壊しの真っ最中だった(昨年8月に撮影・以前の記事から転載)
さて、管理人が利用しようとした「東横線渋谷駅の正面にあった入口」ですが…。
ご覧のとおり、閉鎖されておりました。
閉鎖から間がないように見える
床には自動改札機の撤去跡が。
これは自動改札機の撤去跡
それでは、こちら側の入口はなくなってしまったのかというと、ありました。
この入口のさらに表参道寄りに、小ぶりな改札口が作られていました。
これが新たな改札口
こちらからの乗車は少なかったようです。
遂に銀座線渋谷駅を覆っていた東急百貨店東館の建物がなくなり、再来月には2度にわたって渋谷-表参道間で列車の運転を止めて工事をすることになりました。列車を止めてまで工事を行うこと自体、渋谷駅の移設工事が佳境に入ったことを示すものですが、工事完成までにはあと5年あります。その5年を長いと見るか短いと見るかは人それぞれでしょうが、また姿を変える渋谷駅。その変わりゆく姿も記録していきたいものです。
追記
今日、銀座線で1000系の現時点での最新編成となる第37編成に遭遇、合わせて01系第30編成に乗車することができました。
37編成まで運用入りしたということは、残りもいよいよあと3本。最後の2本は特別仕様車となるので、通常仕様車はあと1本だけとなります。
同時に01系も退役間近となりましたが、最後まで残る01系は第何編成でしょうか。
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