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4000.系(形)大集合!

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皆様、いつも当ブログにご贔屓を賜り、誠にありがとうございます。

 

当ブログでは、記事に通し番号(ブログナンバー)を振っていますが、この度、当記事のアップをもちまして、ブログナンバーが4000の「キリ番」に達することになりました(^o^)

11年前の10月末に当ブログを開設し、001→1000が約3年8カ月、1001→2000が約2年2ヶ月でしたが、2001→3000は約3年4ヶ月とスローダウン。これは実況中継記事をアップしなくなったためですが、3001→4000は約2年3ヶ月弱と、またペースが上がりました。

再度ペースが上がったのは、1日に2本記事をアップすることが多くなったからだと思います。

 

ともあれ、当ブログではブログナンバー4000到達を寿ぎ、またまた「大手私鉄の4000」を集めてみました。

しかし、前回の3000系(形)とは異なり、4000系(形)が存在するか、かつて存在した大手私鉄は、それほど多くはありません。それらを列挙しますと、以下のとおりとなります。

 

1 系列として存在する…小田急、西武、名鉄

2 番代区分として存在する…東急

3 系列内の1形式として存在した…営団(現東京メトロ)

4 事業用車両の区分として存在する…阪急

 

ご覧のように、事業用車両の区分として4000番代を使っている阪急まで勘定に入れても、全16社中僅か6社しかありません。

これはなぜかというと、我が国では「4」(よん、し)という数字が「死」を意味するとして「忌み言葉」になっているから。そのためか、多くの大手私鉄では3000系(形)の次を4000ではなく5000系(形)として、4000番代の付番を回避しています。これは400番代でも同じで、東武は300系列の次の新特急車を400系ではなく500系としています。

実際、それ以前にも採用例はごく限られたもので、大手私鉄では営団地下鉄(当時)が3000系の中間車の形式名に使っていたのと、阪急が事業用車両の付番に使っている以外は、長らく小田急のそれ(ただし初代)が「大手私鉄唯一の4000系(形)」となっていました。

2例目になったのが西武で、昭和63(1988)年のこと。名鉄はその20年後、東急の4000番代はそこからさらに3年後の登場となりました。

以下順次見ていきましょう。

 

1 東急

6社の中では最後発。東横線が地下鉄副都心線・東武東上線・西武池袋線と相互直通運転を開始するにあたり、増備された編成。東横線用車両で初の10連固定編成となる。

なお、番号は4000番代だが、形式は5050系で、そのため正式名称は「5050系4000番代」となる。

 

120917_123124.jpg

車号と編成両数以外は5050系と同じ

 

4000番代は、平成23(2011)年から25(2013)年にかけて、10連が10本製造されました。最後の第10編成は、渋谷の商業施設「ShibuyaHikarie」(渋谷ヒカリエ)の宣伝のため、他車と大きく異なるカラーリングが施されています。

 

DSC_0584.jpg

特別仕様車「ヒカリエ号」

 

それまでの東急の車両にはなかった、ゴールド(と言ってもイエローにしか見えないのだが…)を大胆に纏ったカラーリングは、愛好家や一般利用者の度肝を抜きました。

現在でもこの風貌のまま、「5直」ルートを日々行き来しています。

 

2 小田急

西武で昭和63年に4000系が登場するまで、大手私鉄では唯一の「4000系(形)」が存在していた。

ただし当時存在していた4000形は現在のそれとは異なり、NHE車2600形と同等の車体を持ち、吊り掛け駆動の足回りを持つ更新車だった。

その後、昭和60(1985)年から63(1988)年にかけ高性能化・冷房改造がなされたが、平成16(2004)年までに全て退役している。

現在活躍する4000形は、平成19(2007)年から登場した、JR東日本E233系の兄弟車。

 

2006-08-01_11-28.jpg

顔が同じ5000形で代用

 

初代4000形の写真はないので、これで代用させていただきます。

初代4000形は、東武5000系列や相鉄2100系などと同じように、吊り掛け駆動の旧性能車の更新車として、昭和41(1966)年に登場しました。大型車ゆえの収容力を遺憾なく発揮していましたが、次第に性能がダイヤ構成上のお荷物になってしまったことや、冷房改造が吊り掛け駆動のままでは不可能だったため、高性能化と冷房改造を合わせて実施、平成16年まで活躍しました。

 

現在の4000形はE233系の兄弟車ですが、そのおかげもあってか(?)、昨年からJR-メトロ-小田急の「3社直通」が実施されるようになり、長駆茨城県取手まで足を延ばしています。

ちなみに、大手私鉄の車両で、営業運転で利根川を渡るのは、東武の車両以外は常磐線に乗り入れる東京メトロの車両と、この4000形だけです。

 

160327_154047_ed.jpg

取手駅まで達した

 

この車両は、恐らく関東大手私鉄の中で最も多く著名な河川を渡っている(潜っている)と思われます。北から利根川・江戸川・荒川・隅田川(トンネル)・多摩川・相模川・酒匂川。これだけ列挙すると凄さが分かるような。

 

3 営団地下鉄(現東京メトロ)

日比谷線用の3000系の中間車に、4000・4500形が存在した。

 

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この系列の中間車が4000番代だった(長電移籍後の写真)

 

営団地下鉄の場合は、系列としてはあくまで「3000系」であり、その1形式として4000・4500の各区分があったということです。

3000系は03系投入により、平成6(1994)年までに日比谷線から姿を消しますが、中間車の4000・4500形は、ほんの僅かの車両が長野電鉄(長電)に移籍しただけで、あとは姿を消しています。

 

4 西武

系列としては2例目、形式名としては3例目の「4000」として、昭和63(1988)年に登場。池袋からの秩父鉄道直通列車に充当すべく登場した車両で、1編成4両、2扉セミクロスシートとなっている。その後飯能-西武秩父間のワンマン化(ただし都市型ワンマン運転)により、車端部のボックス席をロングシート化するなどの改造を経ている。

平成28(2016)年、1編成が団体用車両「旅するレストラン 52席の至福」に改造された。

 

150221_130218.jpg

「4000系(形)」としては2例目

 

この車両の登場当初、池袋-三峰口・野上間の秩父鉄道直通列車に充当され、それは現在でも同じです。ただし秩父鉄道側の折り返し駅は、三峰口方面は三峰口で不変、野上方面はその後寄居への延伸がなされたものの、現在は長瀞までになっています。

既に登場後30年、しかも足回りが101系の再利用ですから、あるいは今後に注目が必要な車両かもしれません。

 

5 名鉄

名鉄瀬戸線の6000系・6750系を置き換えるべく、平成20(2008)年から投入された電車。ステンレス製とされ塗装が不要となっている。この車両の登場を機に、瀬戸線の車両基地が喜多山から尾張旭に移転している。尾張旭の新しい基地は、塗装工事に対応するラインを備えていない点も注目された。

写真はありません。ごめんなさい。

 

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現在は瀬戸線から塗装車(鋼製車)はなくなった

 

代用として、東大手駅で撮った6000系の写真でご勘弁を。

この駅は古びた駅で(失礼!)、東急田園都市線の旧新玉川線区間の駅と開業年次がそれほど変わらないはずなのにこれは…と思いましたが、もしかしたら吊り掛け車の撒いた鉄粉のせいかもしれません。

ところで、当ブログにおける各大手私鉄ごとの記事数では、名鉄と阪神がともに16本で、西鉄の17本を下回ってしまったのですが、名鉄は7年前から記事を全く立てておらず、年ごとに区切る連載記事や、限定もののテーマを除けば、今のところ最もブランクの長いテーマとなっています。

名鉄もあれから色々変わったでしょうから、また訪れてみたいものです。

 

6 阪急

阪急では4000番代は事業用車両の区分として用いられている。かつては多種多様な事業用車両が存在したようであるが、現存するのは救援車の4050形(一部正式な形式名は4250形になっている)のみ。

この車両は制御車なので、自車だけでは自走することができない。

これも写真はありません。ごめんなさい(´・ω・`)

 

以上、大手私鉄の4000系(形)を集めて参りました。しかし16社中14社に存在する(した)3000系(形)とは異なり、約3分の1強の6社にしかありません。なので少々、ボリューム不足になってしまったような(^_^;)
当ブログはこれからも、5000、10000を目指して行こうと思います。ただし派手にやるつもりは全くありませんし、流行りのネタを追いかける気も全くありません。ただ管理人自身の興味の赴くままに、あくまでまったりとやっていきますので、今後とも変わらぬお付き合いを賜りますれば、管理人としてはこれに勝る喜びはございません。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げますm(__)m

 

※ 当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。


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