冒頭の写真は以前の記事からの転載です。
都営バスの「B代」こと平成28(2016)年導入車の中で、渋谷や南千住に投入された車は、フルカラーLEDを搭載したと話題になっていましたが、これまで白字でのみ表示してきました。
冒頭の写真はまさにそれですが、このたび、フルカラーLEDの機能を生かした表示をするようになったということを相互リンク先管理人様から聞き及び、仕事が早く終わったのを幸い、新橋駅で張ってみました。
すると…!
B代じゃない!
この車はW代、平成23(2011)年度導入車です。W代の1年前のV代にも、フルカラーLEDに換装された車が出現しているそうですが、もしそれが事実なら、V代からA代までの車の表示装置について、現行の3色LEDからフルカラーLEDに換装するつもりなのでしょうか?
それでは、正面のアップをどうぞ。
格段に見やすくなった
側面もこのとおり。
ぐっとカラフルに
もし今後、これらの代から根こそぎフルカラーLEDに換装するとなると、B代の3色LED搭載の姿は、貴重なものになると思われます。
この姿もいずれは?(以前の記事から転載)
その他、深川でも3色LEDからフルカラーLEDに換装された車が出現しているそうです。「業10」で出て来ないかと思いましたが、全く出て来ませんでしたorz
こちらは、3色LEDを堅持するM代(平成16年度車)。使用年数からみて、この代の車は退役するまで3色LEDのままと思われます。
美濃部カラー
このM205は、都営バス90周年の一環として、1970年代の都営バス一般路線車の標準塗装として採用されていた、クリーム色に水色の通称「美濃部カラー」が再現された車両。もっとも、この車のカラーリングは、塗装ではなくラッピングだそうですが。
ところで、正面の3色LEDの行先表示、フルカラーの車と比べていかがですか? どちらが見やすいと思われますでしょうか。
こちらはM205をリアから撮影したもの。
帯部の「東京都」の文字が懐かしい
管理人の世代的には、この「美濃部カラー」はドストライクなのですよ。現行カラーになったあとも、平成2(1990)年ころまで残っていました。
このカラーのバスが、銀色に赤帯の東急バスが多数行き交う目黒通りや、玉川通りを走っていたのですよ。玉川通りでは、渋谷-三軒茶屋間-上馬間で小田急バスとの競演も見られました。何もかもが懐かしいです…。
ただし、このカラーリングは、当時のモノコックボディの車だからこそ似合っていたのであって、現在のノンステップバスには違和感があります。その違和感は、窓下の水色の帯と、車体裾の水色の帯が近すぎること。流石にこればかりは仕方ありません。
新橋駅には、平日と土曜の朝夕だけ、「橋86」目黒駅行きが顔を出します。但し本数は少なく、そのためかはとバス委託(港南支所)の担当となっています。
「うなぎ」こと日野HR
日野HRは現在は製造を中止してしまったそうですが、これの代替はどうするんでしょうか。エルガミオとかエアロミディだと小さすぎるような気も。
それにしても、最後の幕装備車であるH代(平成13年度車)が完全消滅を迎えようかというその年に、フルカラーLED搭載車が出て来るとは…。巡り合わせにしても出来過ぎています(^_^;)
最後の幕車は、早稲田と千住にいるらしいので、できれば幕車とフルカラーLED車との並びを撮りたいものですが…無理だろうな(´・ω・`)
◇関連記事
№3685.「山の日」賛歌~日の丸をつけたバスを撮る(関東バス編)
(フルカラーLEDを搭載した関東バスと西武バスの写真をアップしています)