東横線・副都心線からJR山手線との主要な乗換通路として機能していた、渋谷駅14番出口。
しかし、この14番出口は階段の幅が狭く、しかもエスカレーターが1基しかないため、乗換客を捌くには手狭になっていました。最大の問題はエスカレーターが1基しかないことで、やむなく時間によって上下を別けていましたが、朝11時~午後4時までは「下り」の設定のため、この時間帯に東横線・副都心線を降りて14番出口を利用しようとすると、階段を延々登らなければならないという問題がありました。
かくてはならじと、東急では新しい14番出口の整備を進めていたところですが、6月18日から新しい14番出口の供用を開始しました。
当社は、すべてのお客さまに快適に利用していただける駅を目指して、動線改善やバリアフリー整備を進めています。
このたび、東京地下鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社の協力を得て、東横線・副都心線とJR線との主要な乗り換え経路となっているヒカリエ改札近くの出口14番へ上下エスカレーターを増設し、6月18日から利用開始します。
これにより、上下方向別のエスカレーターが終日利用可能になるとともに、東横線・副都心線からJR線への乗り換え経路が短縮されアクセスが便利になります。
2019年度には、現在の出口14番位置に、エスカレーターの増設やエレベーターを新設したアーバン・コアの整備を予定しています。
今後も渋谷駅の快適性を向上させるため、駅施設の改善やより良いサービスの提供に積極的に取り組んでいきます。
(東急電鉄公式より)
少々長いですが、全文を引用しました。
以下は、7月8日(土曜日)、実際に渋谷駅14番出口を利用してみた経過です。
ヒカリエ口を出て、以前あった14番出口方面へ進むと…。
以前の14番出口のところには蓋がされている
↑の写真の「←新出口」の掲示の部分が、以前あった14番出口です。つまり、14番出口は代官山寄りにずれたことになります。
新たな14番出口へのアプローチ。
まだ仮設感は拭えない
このあたりは、東横線旧渋谷駅の真下ですが、ここにもビルが建つので、将来的にはそのビル建設と合わせて最終的な整備がなされると思われます。なので仮設感が拭えないのも、無理からぬところではなかろうかと。
「地上階行きエスカレーター」の表示が
この表示こそ、上下とも終日エスカレーター利用可能になった証です。
では管理人も、上りエスカレーターに乗ってみます。
工事現場みたい
上りエスカレーターですが、何故か途中で途切れていました。これは建設中のビルのフロアとも関係があるんでしょうか。
エスカレーターを乗り換える
登り切ると、JRの改札口はすぐです。
こちらも急ごしらえ感が濃厚に漂う
かつての日暮里駅や新宿駅などでは、案内用の表示をガムテープなどで器用に作成し、その独特な字体(修悦体)が話題となりましたが、こちらは…それほどは盛り上がらないだろうな(^_^;)
下りエスカレーターも覗いてみました。
こちらも終日稼働
下りエスカレーターも終日使えるようになったことは、よかったと思います。
感想。
ビル建設も控えていますので、これが最終形態というわけではないのでしょうが、それでも以前の狭い・エスカレーターが1基しかないという状態からは脱したということで、東横線・副都心線とJRとの乗り換えの利便性がやや改善されたことは、素直に喜びたいと思います。
しかしやはり、地上の旧渋谷駅の方が利便性は高かったんだよなあ(´・ω・`)
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