前回の「長津田見聞録」で、大井町線用6000系の6→7連化用の車両が留置されている様子をレポしましたが、同日、改めて大井町・自由が丘の両駅でのホーム延伸の状況を視察して参りました。あ、旗の台見て来なかった(^_^;)
まずは大井町駅。こちらはホームドアの筐体の設置が完了しています。
柵の向こう側は筐体設置のみ
1両分延伸されるわけですから、ホームドアは両側で4ヶ所増えるわけですが、そのうちの両側2ヶ所は、既にホームドアが閉じた状態で設置されています。
このように、既に7両目の停止位置にはホームドアが↓
既にこの部分は出来上がっている
大井町駅の状況は以上ですが、では自由が丘駅はどうなっているのか?
実はこちらは大井町駅とは異なり、ホームドアの筐体設置までは進んでいませんでした。もっとも、自由が丘駅はそもそもホームドアの設置自体がまだなので、大井町駅と比較するのは酷かもしれませんが。
以下、1枚目に上り大井町方面ホーム、2枚目に下り溝の口方面ホームの写真をアップします。あえてノーキャプションで。
1枚目の写真でおわかりのように、ホーム延伸部分には既に切り欠きがあります。これは間違いなく、ホームドア筐体の設置のためでしょう。
ただ、その気になれば、自由が丘駅のホームの延伸工事はそれほどの時間はかからなさそうです。
ところで、今回増備された、6→7連化用の中間車、形式は「デハ6300」となっています。
そして、6000系の現行の組成は以下のとおり。
←大井町 6100(Tc)-6200(M)-6300(T)-6400(M1)-6500(M2)-6600(Tc) 溝の口・長津田→
この組成の6200と6300の間に、新6300を挿入することになろうと思われます。現行の6300以下は、100ずつ車号がずれていくものと思われます。
そうなると問題は、1Mの車が2・3号車に隣り合うこと。
かつての8000系のときは、東横線用5連は編成中1両のデハ8200に2組の補機類を搭載し、中間M車3連が変則的なユニットを構成していました。その後デハ8200をもう1両挿入して6連化する際には、もともとのデハ8200が1組余計に搭載していた補機類を、挿入するデハ8200に移植し、MM'ユニット2組を構成していました。それとは別に、8000系列のパンタグラフ付きM'車は単独でも編成に組成できるようになっていました。
しかし、6000系のデハ6200は、そうはなっていないはずなんですよねえ…。
確かに1M車が編成中に2両あっても、電気的には全くおかしくはないですが、かなり特異な構成であることは事実。
1M車のまま隣り合った組成をするのか、あるいはかつての8000系のように、一部機器類を移植して現行6400-6500のようなユニットにするのか。どうするのでしょうね?
(参考:新・南栗橋車両管区荒川支所様のこちらの記事)