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4346.2.22、「京王ライナー」発進! 京王線・井の頭線ダイヤ改正(後編)

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「京王ライナー」ネタに終始した前編に続き、今回は井の頭線を含めた一般列車を取り上げる後編。

 

2月22日(木)始発から 京王線・井の頭線のダイヤ改正を実施します~京王ライナーの運行開始や、平日朝間時間帯の速達性向上を図ります~

 

以下引用開始

京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、社長:紅村 康)では、2月22日(木)始発から京王線・井の頭線のダイヤ改正を実施します。
今回のダイヤ改正では、平日朝間時間帯の速達性向上を目的に、準特急の運転時間帯を拡大します。また、平日夕夜間時間帯においても準特急を増発し、都心方面からのお客様の利便性の向上を図ります。さらに、長距離利用のお客様の着席ニーズにお応えすることを目的に、夜間時間帯を中心に最速種別の列車として座席指定列車「京王ライナー」を増発して運行を開始します。 

以上引用終了

 

具体的な内容は以下のとおり(上記リンク先からピックアップ)

 

1 平日朝間時間帯において、上り準特急を6本増発(八王子方面からが4本、橋本方面からが2本。他種別からの置き換えも含む)

2 平日朝京王多摩センター始発の都営新宿線直通列車を1本増発

3 平日夕夜間時間帯の下りの準特急を19本増発(改正前の特急からの置き換え)

4 平日深夜時間帯の都営新宿線から相模原線方面への直通列車を3本増発

5 「京王ライナー」運行開始(純粋な増発)

6 平日・土休日とも、新宿発終電を繰り下げ

7 平日・土休日とも、井の頭線上り最終を渋谷行きから明大前行きに変更(増発)

 

(以上、京王グループ公式より)

 

全体として、準特急が増えるという印象ですなあ…。

 

150926_111948_ed.jpg

これがさらに増える

 

かつてとは異なり、現在の準特急は笹塚と千歳烏山に停車するので、準特急の増発はこの両駅の利便性の向上、わけても都営新宿線への乗り換えの利便性の向上という面があるように思われます。

そしてさらに都営新宿線直通列車が増発され、都営線方面からの利便性がさらに向上することになります。

 

以上は京王線系統ですが、井の頭線系統で最も注目されるのが、明大前を終着とする列車が登場することです。

 

180121_155133_ed.jpg

これが恒常的に使用されることになる

 

しかしこれを使用するとしたら、まさか営業列車で戻すとは思えないので、明大前駅に当該編成は滞泊するんですかね? あるいは、永福町か、車両基地のある富士見ヶ丘まで回送で戻すか。そのあたりにも興味があります。

 

ところで、最後になりますが、管理人にとって驚いたのは、ダイヤ改正の実施時期。

 

これ完全に小田急を意識してるだろ?

 

小田急が多摩線からの直通快速急行や直通通勤急行の運転を開始するのに先立って、「京王ライナー」新設と合わせて相模原線系統の充実を図ろうとしているように見えます。

新宿-多摩センター間の輸送に関して言えば、対新宿だけであれば京王が絶対的なアドバンテージを有しているのですが、そこに千代田線直通列車の設定という勝負を仕掛け、小田急とはかなりいい勝負になっているとのこと。今回、小田急は千代田線直通を捨て、対新宿の速達性でも勝負になるレベルまで上がってきているので、京王としては、今のうちに自らのアドバンテージを盤石なものにしておこうという考慮が見て取れるように思われます。

 

敢然と勝負を挑んだ小田急に対し、先制攻撃を仕掛けた京王。

「京王ライナー」ばかりでなく、このバトルにも大いに興味をそそられるところです。

 

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№4259.HELLO NEW ODAKYU,HELLO NEW DIAGRAM~前編

№4260.HELLO NEW ODAKYU,HELLO NEW DIAGRAM~後編

 

※ 当記事で使用した写真は、全て以前の記事からの転載です。


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