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5392.【退役車両の留置はなし】恩田月例報告2021.01【8506-8606の表示は?】

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というわけで(どういうわけだ)、令和3年初の恩田訪問です。

先の長津田見聞録で記したとおり、8616Fはまだ退役していなかったわけですから、当然恩田に編成をバラされて留置…ということなどあるわけがありません。僅かに、5000系編成(多分5102F)が入場中だっただけです。

 

改札を出て、中庭を見ますが、今回はネタはなし。

 

何もありません

 

運がいいと、ここにバスが留置されていることもあるのですが、今回はそういうのはありません。

 

それでは高台から俯瞰します。

まず手前のテクノシステム側にいる8506-8606から。その表示は何と、「準急 青山一丁目」でした(※)! 正面だけではなく、側面も「各停 青山一丁目」表示になっていました。工場全景と8506側面の表示・8606側面の表示を3点ノーキャプションで。

 

※=当初「各停 青山一丁目」と記しておりましたが、再度写真を確認したところ「準急 青山一丁目」でした。お詫びして訂正いたします。

 

 

 

 

いや~、驚きました。

「青山一丁目行き」って、昭和53(1978)年に半蔵門線の第一期開業時の終点だった駅ですよ。その翌年、永田町まで伸びましたが、当時は青山一丁目-永田町間が単線で、そのために永田町駅の折返し能力が限られていました。このことが理由で、永田町延伸後も、列車密度が高くなる朝ラッシュ時に引き続き青山一丁目行きが残存していました。青山一丁目行きが殆ど消えたのは、昭和57(1982)年の半蔵門延伸時。このとき晴れて青山一丁目-永田町間が複線化されました。

それでは青山一丁目行きが完全に消えたのかと思えばさにあらず。終電間際の列車に1本だけ残存しました。この列車はメトロ車での運行とされていますので、東急車が青山一丁目行きに充当されることは、有事の際の代走などの機会を除いては見られなくなりました。その後、平日ダイヤからは青山一丁目行きは消え、現在は土休日ダイヤの終電間際に1本が残るのみとなっています(下記関連記事参照)。

現在、青山一丁目駅の永田町方にあった渡り線は、撤去されて保線用車両の置き場になっており、折返しができないので、こんな列車は終電間際しか存在し得ないでしょう。

 

こちらは線路越しに工場(長津田車両工場)を眺めます。

 

5000系編成が留置中

 

こちらも静かなもの。

結局、今回一番の大ネタは、8506-8606の「各停 青山一丁目」という表示ということになりました…。

 

◇関連記事

 


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