今日(10日)、管理人は奥沢駅を視察して参りました。目的は勿論、通過線の供用開始が間近に迫った状況を見るため。
自宅最寄駅から東横線に乗り、田園調布で目黒線に乗り換えて奥沢へ。そこで撮影したのがこちらの写真。
バリケードが物々しい
このホームは、いずれ撤去されることになります。
本設ホームとなるのがこちら↓。これは、バリケードの一部が透明になっていて、そこから工事の進捗状況を覗くことができるようになっているものです。
既にホームドア設置も済んでいる(バリケードの透明な部分越しに撮影)
そしてこちらが、上りホームから田園調布方を見たもの。こちらには柵はありますがバリケードはないので、このような写真が撮影できます。勿論、管理人は立入禁止区域に立ち入るなど、無茶な撮影は全くしておりません。
現上り線が通過線となるようだ
こちらは、バリケードの透明部分越しに撮影した、本説となる上りホーム。
かなり出来上がっている
さて、ここまでで気になったのは、果たして通過線が1本なのか2本なのか、2本だとして上下共用なのか、それとも上り線専用になるのかですが、このポスターを見る限り、そしてこれまでの写真を見る限り、どうやら通過線は1本、それも上り線専用となるようです。
上り線からのみ分岐している
この完成予想イラストには、祐天寺のような下り線と通過線を結ぶ分岐器が描かれていないのですよ。そして供用開始2か月前になってもなお、下り線と通過線を結ぶ分岐器が設置されていないことをみると(当記事の3枚目の写真)、やはり上り線専用となるようです。
そしてそのことは、大岡山方を見るとさらにはっきりします。↓の写真をご覧あれ。
下り線と通過線を結ぶ分岐器がない(大岡山方の跨線橋の上から撮影)
こちらも設置されていません。やはり、上り線専用と見るのが妥当です。
留置線も見ておきましょう。
留置線は結局、5線に落ち着いたようです。かつての目蒲線の検車区時代からすると、かなりさっぱりした配線となりました。それでも、かつて検修に使っていたであろう、ピット付きの線が1線残っていることは、かつてここに検車区があったことを偲ばせる痕跡であり、面白いところだと思います。もしかしたら、今後埋められてしまう可能性もありますが。
左から2線目にご注目
最後におまけ。
大岡山方のこ線橋のたもとを撮影。この位置関係はもしかして…。
かつて踏切があった?
このあたりは分岐器の移設などがありましたので、そのために踏切を潰して跨線橋を作ったのでしょうか。
これで、完成が楽しみになりました。
しかし、下り線はこのままでいいのでしょうか? というのも、優等列車が追い抜きを出来る駅が武蔵小山しかなく、その後日吉(新横浜)まで優等列車が各駅停車に頭を押さえられるため、速達性が十分に発揮できないのではないかと思われるから。やはり、京急南太田駅のように、上下線ともに通過線を整備した方がよかったのではないかとも思います。しかし、そうすると用地の問題もありますが、留置線を確保する必要があり、なおかつ呑川との関係で地下化が困難であることを考えると、通過線が1線だけだったことは、ぎりぎりの選択だったのではないかと思われます。あるいは、武蔵小山以遠で急行に先行する各駅停車を武蔵小杉又は日吉折返しとするのかもしれませんが。日吉に折返線があるのは、もしかしたらそのためかもしれません。
このあたりは、相鉄とつながった時点で判明することなので、そのときまで楽しみに待つことにしましょう。