5月25日、8631Fが恩田の長津田車両工場に回送されたとのこと。勿論入場などではなく、退役=廃車を前提とした回送。
これまでの退役前提の回送では、扉などに貼られたステッカー類は大半を剥がしてから回送していたものですが、8631Fはそのようなことをせず、営業運転に就いていた姿のままで回送されたとのことです。
何よりも驚いたのは、東急大本営から以下のとおりの発表があったこと。
(お知らせ)8500系8631Fの運用離脱に伴う回送完了について(PDFファイル注意)
Twitterでも、以下のとおり目撃情報が上がっていました。
92K:8631F
— 國の鉃道 (@kuni_train) May 25, 2022
広告撤去されないまま廃車回送されました pic.twitter.com/Su4O9mrG28
2022.05.25.(水) 8631F廃車回送。
— はせゆか。 (@hase_yuka) May 25, 2022
8500系 最後の赤帯が引退。デハ8531方には、のるるんと花束が。 pic.twitter.com/UPagFo47a9
これで遂に、残るは8637Fのみに。
8631Fの退役に伴い、前面に赤帯を巻いた8500系のオリジナル仕様車は全て姿を消したことになります。
在りし日の8631Fの写真を2点。1点目は今年4月の留置中の姿、2点目は同5月の留置中の姿ですが(よって、いずれも以前の記事からの転載です)、後者には「さよならヘッドマーク」がついている点が異なります。
8631Fのいる場所は…。
かつてこの場所は、8606Fや8590系がよく留置されていた場所です。あるいはこの場所、退役間近の編成の「指定席」だったのでしょうか。
そしてこちらが、ヘッドマークが付けられた8631F。
この写真を撮ってから2週間で退役
まさかこんなに早く退役するとは…。
それでも1週間ほど前、東武乗入れ運用に投入され、有終の美を飾ったことは喜ばしいこと。東武線内でも8500系の退役を知らせるアナウンスがあったようです。東武鉄道の車掌さん、ありがとうございました。
さて、最後に残ったのは「青い8500系」8637F。
この編成は、上記の東急大本営発表によれば来年1月まで残るそうですが、今後どれだけ稼働の機会があるのか。恐らく東武には乗り入れなくなるでしょうし、そもそも運用入りする機会すら激減することは必定でしょう。それでも、最後まで無事故で走り続けてほしいと思います。
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【おことわり】
当記事は05/25付の投稿とします。